クレジットカードのキャッシングって何?利用方法と注意点を徹底解説

最近ではキャッシュレスが当り前になりつつあり、支払いを全てクレジットカードやスマートフォン決済で行う人も多いのではないでしょうか。

特にクレジットカードは利用することでポイントを貯めることもできたり、急にお金が必要となった際にキャッシングで借り入れを行うことができます。

ただ、基本的にはクレジットカードをショッピング目的で使う人が多いため、キャッシング機能については知らなかったり、初めて聞いたという人もいるのではないでしょうか。

キャッシング機能はすぐにお金を借り入れることができ便利なのですが、手数料などが必要となったり、借り入れ金額以上の返済が必要だったりと注しなければならない点が多いのです。

そこで今回は、クレジットカードについているキャッシングについて利用方法や注意点などを紹介します。

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キャッシングは現金を借りられる機能のこと

まずキャッシングとは、クレジットカードを使って現金を借り入れることができる機能です。

キャッシングなんて機能があったなんて知らないという人も多いかもしれませんが、クレジットカードを作る際にキャッシングの利用限度額などの上限金額を設定しているので、一度はキャッシングについて知る機会があるのです。

キャッシングには必ず金利手数料が発生する

キャッシングはカード会社からお金を借り入れることができる機能ですが、借りたお金(現金)には必ず金利手数料が発生します。

借り入れ金額に対し、年10%~18%の間で金利手数料が設定され、借り入れ金額+金利手数料を毎月返済していかなければなりません。

そのため借り入れ金額だけを、毎月返済していくわけではなく、プラスで金利手数料も返済しなければならないので注意が必要です。

クレジットカードには2つの機能がついている

そもそものクレジットカードの機能について紹介すると、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」が備わっているのです。

ショッピング枠は買い物で支払いする際に使い、キャッシング枠は現金を借り入れる際に使う機能です。

買い物などに利用できる「ショッピング枠」

クレジットカードと言えばショッピング枠での利用が基本となっています。

お店やネット通販で買い物をする際に、クレジットカードで支払うことで、その場では現金で支払わずにカード会社が立て替えてくれ、翌月の決まった支払日に今月つかったショッピング枠の支払いを一括で行います。

つまり、1月にクレジットカードのショッピング枠で買い物をすれば、支払いは2月にまとめて行うということになるのです。

現金を借りることができる「キャッシング枠」

キャッシング枠は、クレジットカードを使って現金を借り入れることができる機能となります。

無限に借り入れることができるわけではなく、クレジットカードを作る際に設定した上限金額までしか利用することができず、借り入れた際にも先ほど紹介した金利手数料などをプラスで返済していく必要があります。

ただ、クレジットカードを持っていれば近くの対応しているATMからキャッシングを行うことができるので、すぐにお金が必要な場合に借り入れることができるメリットなどもあるのです。

クレジットカードのキャッシングを利用する方法

それでは実際に、クレジットカードのキャッシングを利用する方法を紹介します。

まずは、自分が利用しているクレジットカードがどこで利用できるのかを調べておきましょう。

各カード会社によって対応しているATMが違うため、使える場所と使えない場所が存在します。

どのATMが使えるのかについては、お持ちのクレジットカード会社のホームページに掲載してあるので調べてみましょう。
ではATMでの利用方法について紹介します。

ATMで「お引き出し」を選択する

まずはATMの画面上で「お引き出し」を選択しましょう。

ATMによっては「お引き出し」ではなく、「クレジットカード」→「お借入れ」という選択の場合もあります。

クレジットカードをATMに挿入する

次にクレジットカードをATMに挿入しましょう。

ATMによっては画面操作をしてからか、カードを入れてかしか操作ができない機器もあるため、画面の案内に従うようにしてください。

「お借入」を選択する

クレジットカードを挿入したら、次は「お借入」を選択してください。

返済方法を選択する

次に返済方法を選択します。
「1回払い」か「リボ払い」から選択を行いますが、

1回払いは借り入れたお金を期日までに一括で返済し、リボ払いは毎月決まった金額を分割で返済していく方法となります。

基本的には1回払いの方が金利手数料を支払う回数と期間が少なく短いので、返済総額を少なく済ませることができます。

借入金額を入力する

返済方法を選択したら、借入金額を入力しましょう。

借入金額は設定されている上限金額までしか借り入れることができません。

そのため、クレジットカードを作った際に通知された借入上限金額内で入力しましょう。

分からない場合には事前にカード会社のホームページや問合せで確認しておくようにしてください。

現金、クレジットカード、利用明細を受け取る

借入金額を入力して問題がなければ、現金が出てきて、クレジットカードと利用明細を同時に受け取ることができます。

この際に、クレジットカードを忘れずに受け取りましょう。

現金だけを受け取って安心したことにより、カードを受け取り忘れるという事案が良く発生します。

クレジットカードは再発行するためには手間がかかるため、なるべく無くさないようにしてください。

クレジットカードのキャッシングを利用できる場所

クレジットカードのキャッシングを利用できる場所は、各クレジットカードによって違いますが、基本的にコンビニのATM、各提携ATMで利用することが可能です。

それと、カード会社から直接口座振込サービスもあるので、都合の良い借入方法を選択するようにしてください。

コンビニエンスストアのATM

多くのクレジットカードはコンビニエンスストアのATMに対応しているため、お近くのコンビニからキャッシングを利用することができます。

しかし、すべてのコンビニエンスストアに対応しているわけではないため、対応しているコンビニエンスストアを事前に調べるようにしておきましょう。

銀行・郵便局のATM

各カード会社によって、提携している銀行などのATMが存在します。

提携先のATMであればキャッシングを行うことができるので、対応しているATMを事前に調べておくようにしてください。

それと、クレジットカードによっては取引手数料が掛からないATMも存在しているため、なるべくお得に借り入れたい場合には、取引手数料の掛からないATMを利用するようにしましょう。

口座振込サービス

口座振込サービスは、ATMからの申し込みではなくインターネットか電話からの申し込みとなります。

口座振込サービスを使うと、普段クレジットカードのショッピング枠で支払いを行っている銀行口座に、キャッシングによる借入金額を振り込んでもらうことができます。

口座振込サービスは基本的に即日の振込みには対応していないため、申し込みを行ってから最短で振り込まれるのは翌営業日となります。

海外旅行をするならクレジットカードのキャッシング機能を持っておくべき

キャッシング機能を使うことが無いから、クレジットカードのキャッシング機能が無いものや、上限金額をかなり低めに設定しておくことはおすすめできません。

それは、クレジットカードのキャッシング機能は普段の生活以外でも、特に海外旅行の際には必要となるためです。

海外旅行をする際には、カードに対応していない店舗での支払いのため現地通貨が必要となります。

日本で換金していくと荷物が増えたり手間がかかったりと面倒なため、現地のATMでキャッシングを行うことが非常に便利なのです。

もし、キャッシング機能が付いていないクレジットカードや上限金額が低い場合だと、現地でお金を用意することができなかったり、非常に不便な思いをする子になります。

そのため、なるべくクレジットカードのキャッシング機能は持っておくようにしてください。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する際の注意点

現金が必要となった時に、お近くのATMから借り入れることができるキャッシングですが、利用の際には注意すべき点があります。

あくまでお金を借りている状態のため返済を行わなければならないことと、キャッシング枠はショッピング枠に内包されていることです。

返済計画を立てて、計画的に利用する

お金を借りるということは、返済をしなければならないということです。

次回の給料日に入るお金で返済できるのか、それとも2ヵ月分や3ヶ月分の給料の一部から返済をするのかを、きちんと計画立て無ければ無理な借り入れになる可能性があります。

特に、すぐにお金が必要だからと言って給料を超える借り入れを行った際には大変なことになるでしょう。

給料全てを返済に回すことは難しく、毎月の生活費や他の支払いなどをきちんと行わなければならないためです。

そのため、キャッシングを行う前に必ず返済計画を立てるようにしましょう。

クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠に内包されている

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠が機能としてありますが、キャッシング枠はショッピング枠に内包されています。

そのため、ショッピング枠で設定されている金額内でキャッシング枠も利用できるということです。

例えば、ショッピング枠で50万円の設定を上限として、キャッシング枠を30万円としている場合だと、合計で80万円そのまま使えるわけではありません。

ショッピング枠にキャッシング枠は内包されているため、ショッピング枠の50万円の中にキャッシング枠30万円があり、ショッピング枠で40万円使ってしまうとキャッシング枠は10万円しか使えないということです。

そのため、あらかじめショッピング枠でいくら使えるのかを調べておき、現在いくら使ったのかを知ってからキャッシングは行わなければなりません。

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