住宅ローンでも業界随一の低金利を誇る住信SBI銀行なので、カードローンにおいても金利の低さに期待が高まります。
申し込みから融資実行までの流れや必要書類、借り入れ可能金額や借り入れた場合の利息など、カードローンを利用する際に確認しておくべき注意点と、カードローンを利用するメリットとデメリットを徹底的に検証していきます。
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目次
住信SBIネット銀行カードローン詳細情報
申込条件 | 満20歳以上満65歳以下 |
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必要書類 | 本人確認書類写し 収入確認書類写し |
審査時間 | 仮審査最短30分 |
利用用途 | 自由(事業制資金除く) |
契約期間 | 1年毎自動更新 |
限度額 | 10万円から1,200万円まで(プレミアムコース) 10万円から300万円まで(スタンダードコース) |
保証会社 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社または住信SBIネット銀カード株式会社 |
住信SBIネット銀行カードローンのメリット
- メリット1「限度額が大きい」
- メリット2「金利が低い」
- メリット3「ATM利用手数料無料」
メリット1「限度額が大きい」
住信SBIネット銀行カードローンは、審査結果によって「プレミアムコース」か「スタンダードコース」のどちらになるのかが決定します。
仮に審査結果によって「プレミアムコース」の利用が可能になった場合は、最高1,200万円まで借り入れることが可能になります。
1,000万円を超える利用限度額は、他の銀行系カードローンにもありません。
多くの銀行系カードローンでは限度額が800万円程度に設定されていますので、この点は大きな魅力になります。
これだけ大きな額を借り入れることができるなら、複数の借り入れを一本化する、いわゆる「おまとめローン」に利用することができます。
これにより「大きな限度額と低い金利」という住信SBIネット銀行カードローンのメリットを最大限に活かすことができます。「おまとめローン」にすると借り入れ全体における金利を低く抑えることができますので、無駄な利息を負担することなく返済総額を減らすことができます。
メリット2「金利が低い」
住信SBIネット銀行カードローンは、銀行系カードローンならではの低金利を実現しています。
消費者金融のキャッシングローンでは18%前後が通常の金利であるのに対して、住信SBI銀行カードローンでは1.59%から14.79%と低い金利が設定されています。
さらに住信SBIネット銀行カードローンには金利優遇措置もあります。優遇条件は以下の通りとなっていて、1つ目は「ミライノカード(JCB)所有と引き落とし口座の利用」でマイナス0.1%、2つ目は「SBI証券口座保有登録済み、または住信SBIネット銀行に住宅ローン残高あり」でマイナス0.5%、3つ目は「その両方を満たす」でマイナス0.6%となります。
仮に最低金利1.59%で借り入れることができ、かつ金利優遇措置も全てに該当するとマイナス0.6%となり、実質0.99%という超低金利でカードローンを利用することができる場合もあります。
メリット3「ATM利用手数料無料」
住信SBIネット銀行カードローンなら、24時間いつでも提携のATM利用手数料が無料になります。
利用可能な提携ATMは「イオン銀行ATM」「セブン銀行ATM」「イーネットATM」「ローソンATM」となっています。
少なめに感じるかもしれませんが、実際にはネット銀行なので融資の実行もネット銀行からの振込というパターンが多く、またお金を引き出すときもコンビニATMが利用できるので不便を感じる心配はありません。慣れてくればさほど意識することなく利用することができます。
むしろコンビニATMが24時間利用で手数料無料というのは、一般の都市銀行などのATMと比較して、逆に利便性の高さを実感することが多くなります。
住信SBIネット銀行カードローンのデメリット
- デメリット1「住信SBIネット銀行に口座を開設しなくてはならない」
- デメリット2「本人に安定した収入がなければ契約できない」
- デメリット3「融資の増額判断を自分ですることができない」
デメリット1「住信SBIネット銀行に口座を開設しなくてはならない」
自分の希望する金融機関の口座への融資は行ってもらえません。
あくまでも住信SBIネット銀行に口座を開設して、その口座への入金およびその口座からの返済という形式になります。
もちろん口座を持っていない場合はカードローンの申し込みと同時に口座開設を申し込むこともできます。
これまで住信SBIネット銀行と取引がなかった方は口座開設が少し手間に感じるかもしれません。
またネット銀行なので実店舗を持っていないことへ不安を感じる場合もあります。
デメリット2「本人に安定した収入がなければ契約できない」
当然といえば当然ですが、本人に安定した収入がなければ住信SBIネット銀行カードローンを契約することはできません。
ただし安定した収入があればアルバイトやパートなどの非正規労働者でも申し込みが可能になっています。
残念ながら専業主婦は申し込むことができません。銀行系カードローンの中には、配偶者の収入を審査することによって専業主婦でも申し込むことが可能なカードローンもありますから、この点はデメリットになってしまいます。
デメリット3「融資の増額判断を自分ですることができない」
利用実績によって、融資金額を増額することが可能です。ただし自己判断ではなく、住信SBIネット銀行から「増額案内」が届かないと、融資増額を申し込むことはできません。
融資を増額しても問題ないと判断された人には、登録してあるメールアドレスと住信SBIネット銀行Webサイトログイン後のメッセージボックス内にある「重要なお知らせ」の両方に通知されます。
ただし増額可能な金額はメールではなく、「重要なお知らせ」でのみ確認することになっています。
また増額を希望する場合は、審査結果が有効である間に増額申し込みをする必要があります。
仮に審査結果有効期限を過ぎてしまうと、次の増額可能案内が届くまで増額を申し込むことはできません。
住信SBIネット銀行カードローンの審査基準は他社より甘い?
審査における口コミを見ていると、審査に通る人の勤務形態は「正社員、派遣社員や契約社員、パート、アルバイト」となっています。
また税込年収が「100万円以上」、他社借り入れ件数は「4件未満」となっています。これなら多くの方が該当する可能性が高く、銀行系カードローンの中では比較的審査基準は低めと判断できます。
逆に審査に落ちてしまう人は、上記のうちいずれか1つでも当てはまらない項目がある人と5年以内に金融事故を起こしてしまった人となっています。
例えば転職直後の人は勤務形態が安定していないと判断され、審査に通らない可能性があります。また金融事故を起こしていると住信SBIネット銀行カードローンに限らず、基本的にローン審査には通りません。
金融事故とは過去に長期延滞があった場合や債務整理で自己破産した経験があることを指します。
住信SBIネット銀行カードローンの金利は他社より高い?
住信SBIネット銀行カードローンは、銀行系カードローンなので、いわゆる消費者金融のキャッシングローンなどと比較すると、金利が低く設定されています。
また同じ銀行系のカードローンと比較しても金利は低く設定されています。
金利優遇制度などが適用されると最大でマイナス0.6%の金利優遇が適用されるので下限金利は0.99%となり、圧倒的な低金利となります。ただし下限金利が適用されるケースは極めて稀なことです。
利用限度額100万円以下の場合には、ほとんどの場合で上限金利である14.79%が適用されます。
これで比較すると平均的な銀行系カードローンと同等程度の水準となります。
ただし、消費者金融よりは金利が低くなりますし、銀行系カードローンの中では比較的審査に通りやすいということもあって、審査基準のわりには低金利であるといえます。
住信SBIネット銀行カードローンの利息一覧
借入額 | プレミアムコース | スタンダードコース |
---|---|---|
10万円 | 7,990円 | 14,790円 |
20万円 | 15,980円 | 29,580円 |
50万円 | 39,950円 | 73,950円 |
100万円 | 699,00円 | 119,900円 |
150万円 | 104,8500円 | 17,850円 |
200万円 | 119,800円 | 179,800円 |
300万円 | 179,700円 | 269,700円 |
500万円 | 249,500円 | – |
限度額上限(1,200万円) | 190,800円 | – |
住信SBIネット銀行カードローンは返済しやすい?
住信SBIネット銀行カードローンは、毎月5日の約定返済日に口座振替にて返済することになっています。
約定返済日までに住信SBIネット銀行の口座に入金しておく必要がありますので、銀行振込を利用するか提携のATMで直接入金しておかなくてはなりません。
なお銀行振込の場合は利用する銀行によって振込手数料が発生することがありますが、提携のATMを利用する場合は利用手数料はかかりません。
約定返済日は自己都合で変更することはできません。約定返済日での口座振替以外に追加返済という形で繰り上げ返済を行うことも可能です。
この場合は入金した全ての返済額を元金の返済に回すことが可能です。
返済額は「残高スライドリボルビング方式」に固定されていて、前月末の借入残高額に応じて毎月の返済額が決まります。
返済額は最小返済額が自動で設定されます。
返済方式
上述のように返済方式は、「約定返済日の口座自動振替」と「追加返済」の二通りがあります。
基本的には約定返済日の口座自動振替で返済していくのですが、最小返済額での返済となりますので、毎月の返済額負担が最小限に抑えられるかわりに返済期間が長くなってしまいます。
追加返済をしていかないと、期間が長くなる分だけ利息の負担も大きくなってしまいますので、できるだけ多く追加返済をしていくことが大切です。
約定返済の日付変更や金額変更はできないので、その分使い勝手が今ひとつとなっています。
なお、追加返済をした月でも約定返済日には例外なく口座自動振替が実行されます。
追加返済が毎月の返済の代わりになることはありませんので、追加返済した月は口座残高の注意が必要です。
追加返済はインターネットバンキングか提携ATMへの入金となります。
インタネットバンキングの場合は、住信SBIネット銀行のサイトにログインして、カードローンの追加返済を選択して追加返済金額の指定などの手続きをすれば、普段使用している住信SBIネット銀行の口座から指定の金額が引き落とされ、返済に回されます。
提携ATMの場合はATM上で「カードローン」を選択してから入金することで追加返済として処理されます。
返済日
返済日は毎月5日に固定されています。自己都合でこの日付を変更することはできません。5日が土日祝日の場合は通常の金融機関同様、翌営業日が返済日になります。
5日ということで月末に収入があってから住信SBIネット銀行の自分の口座に入金するまで多少時間的余裕があります。
月末に支払いが集中することがない分だけ助かりますが、うっかりしていると口座への入金を忘れてしまいがちになりますので、自分がメインで使っている口座から自動で振り込むように設定しておくか、収入があった直後に忘れずに入金しておくことをおすすめします。
入金に際しても提携ATMを手数料無料で利用できます。
毎月の返済額
10万円 | 4000円 |
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20万円 | 4000円 |
50万円 | 8000円 |
100万円 | 15,000円 |
150万円 | 20,000円 |
200万円 | 25,000円 |
300万円 | 25,000円 |
500万円 | 40,000円 |
住信SBIネット銀行カードローンの借り入れ方法
WEBから口座に振り込み
「カードローン口座開設のお知らせ」がメールで届き、住信SBIネット銀行のマイページ内のメッセージボックスに同じ内容の通知が来ていれば、借り入れ可能となります。
パソコンまたはスマートフォンサイトから希望金額を申し込むと、自分が持っている住信SBIネット銀行代表口座にお金が振り込まれます。
またスマートフォンアプリからも借り入れ金額の設定と申し込みが可能です。
ただしどの方法をとったとしても、自分の希望する金融機関の口座を指定することはできません。
あくまでも住信SBI銀行の口座に振り込まれる仕組みです。それでもお金を引き出す提携ATMはコンビニ設置のものが利用できるので、大きな不便を感じる心配はありません。
提携ATMから借り入れる
同じく「カードローン口座開設のお知らせ」が届いてから、提携ATMで直接借り入れる方法です。
提携ATMに住信SBIネット銀行のキャッシュカードを挿入して表示される操作画面で「カードローン」を選択し、「お借り入れ」画面から希望金額を入力して手続きします。
そのままATMからお金を引き出すことができます。
ただしキャッシュカードによる引き出しには1日あたり200万円まで、1ヶ月あたり1000万円までという引き出し限度額があります。
これはキャッシング以外の通常の引き出しも含めての設定です。もちろん借り入れ時でもATM利用手数料無料です。
住信SBIネット銀行カードローンへ申し込んだ人の口コミ
申し込み年 | 2017年 |
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年齢 | 27歳 |
職業 | アルバイト |
年収 | 150万円 |
利用目的 | レジャー |
希望限度額 | 20万円 |
仲間と旅行に行くことになったのですが、先立つ物が足りなかったのでカードローンを利用することにしました。住信SBI銀行にした決め手は金利の低さでした。正社員ではないので、審査に通るか若干不安だったのですが、30万円を利用限度額として審査に通りましたとの連絡があり、おかげさまで借り入れることができました。
ただ当然のようにスタンダードプランでの借り入れとなってしまいました。申し込みから審査を経て融資が実行されるまで2週間程度はかかったと思います。旅行代金の支払い期日ギリギリのタイミングでの融資実行となったので、インターネットバンキングで融資してもらうようお願いしました。
すぐに自分の口座に入金され、近くのコンビニエンスストアでお金を引き出すことができたので助かりました。
申し込み年 | 2013年 |
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年齢 | 42歳 |
職業 | 会社員 |
年収 | 800万円 |
利用目的 | 家のリフォーム |
希望限度額 | 600万円 |
長年住んでいた家をリフォームするためにカードローンを利用しました。他にも銀行系のローンに同時に申し込んで、審査結果が出るまで比較検討を続けていたのですが、最終的に住信SBIネット銀行に決めたのは金利の低さでした。
おかげさまで無事に借り入れることができ、家のリフォームも滞りなく完了しました。ボーナスなどを追加で入金し、繰り上げ返済を継続して行っています。
もうすぐ完済できそうですが、利息もかなり低めに抑えることができそうです。今度は投資目的で100万円ほどを借り入れてみようかと検討中です。ただ他のカードローンサービスと比較して融資実行までの期間が若干長いような気がします。
申し込み年 | 2014年 |
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年齢 | 56歳 |
職業 | 会社役員 |
年収 | 2500万円 |
利用目的 | 子どもの教育資金 |
希望限度額 | 900万円 |
子供が大学に合格し、入学にかかる費用や一人暮らしをさせる費用で、予想よりも大きな金額がかかってしまうことになりました。用意していた預金や積み立てていた学資保険などでは足りずにカードローンを利用することとしました。
住宅ローンで住信SBI銀行にはお世話になっていましたので、迷うことなく住信SBIのカードローンを申し込むこととしました。おかげさまでプレミアムコースでの融資が認められ、相場よりも低い金利で大きなお金を借りることができました。
決められた返済額では返済期間がどうしても長くなってしまいますので、まとまった収入があった時には追加での繰り上げ返済に回しています。