オリックス銀行カードローンの金利は、年1.7%~17.8%と他社銀行カードローンよりも比較的高いことが特徴です。
そのため、オリックス銀行カードローンを利用する際は、利息を無駄に支払わないためにも返済計画をしっかり立てることが大切です。
「銀行カードローンの返済で損したくない」
「毎月のだいたいの返済額が知りたい」
このように、銀行カードローンの利用する上で、返済に対して不安を抱えている方がほとんどだと思います。
そこで今回は、オリックス銀行カードローンの返済に関する特徴から、毎月の返済額、そして効率よく返済して利息を抑える方法までご紹介していきます。
現在オリックス銀行カードローンの利用を考えている方は必見です。
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目次
オリックス銀行カードローンの金利は利用限度額によって変わる
オリックス銀行カードローンの金利である年1.7%~17.8%は、利用限度額によって適用される金利が異なります。
以下は、オリックス銀行カードローン公式の適用金利表です。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
700万円〜800万円 | 1.7%〜4.8% |
600万円〜700万円 | 3.5%〜5.8% |
500万円〜600万円 | |
400万円〜500万円 | 4.5%〜8.8% |
300万円〜400万円 | |
200万円〜300万円 | 5.0%〜12.8% |
150万円〜200万円 | |
100万円〜150万円 | 6.0%〜14.8% |
100万円 | |
100万円未満 | 12.0%〜17.8% |
このように、オリックス銀行カードローンでいくら借入をするのかによって、適用される金利は変動します。
例えば80万円の借入を行なった場合、12.0%〜17.8%の金利が適用されます。
また、オリックス銀行カードローンを長期的に利用して信用を高めれば、利用限度額を増枠することができ、それと同時に適用金利を優遇してもらうことが可能です。
オリックス銀行カードローンの毎月の返済額はどのように決まる?
オリックス銀行カードローンは「残高スライドリボルビング方式」を採用しているので、毎月の返済額は利用者の限度額によって変動します。
簡単にいえば、借入額が多ければ多いほど毎月の返済額は多くなり、返済が進んで借入残高が減れば毎月の返済額が少なくなるという返済方式です。
以下はオリックス銀行カードローンが定めている毎月の返済金額です。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
30万円以下 | 7,000円 |
30万円〜50万円 | 10,000円 |
50万円〜100万円 | 20,000円 |
100万円〜150万円 | 30,000円 |
150万円〜200万円 | 35,000円 |
200万円〜250万円 | 40,000円 |
250万円〜300万円 | 45,000円 |
300万円〜400万円 | 50,000円 |
400万円〜500万円 | 60,000円 |
500万円〜600万円 | 70,000円 |
600万円以上 | 80,000円 |
例えば、100万円借入した人の毎月の返済額は、元金と利息合わせて20,000円で、返済が進んで借入残高が50万円を切ったら毎月の返済額は10,000円に変わります。
このように、毎月の返済額が決まっていて、それほど返済額が大きくはないところが残高スライドリボルビング方式のメリットです。
しかし、その分完済するまでの期間が延びるので、利息が増えて支払い総額が高くなるといったデメリットがあります。
そのため、オリックス銀行カードローンで借入をしたら、毎月の返済に加えて、お金の余裕があるときに随時返済をすることをおすすめします。
随時返済や一括での返済も可能
オリックス銀行カードローンの返済日は毎月10日か、もしくは末日のどちらかですが、返済日以外の日でも追加の返済ができます。
この随時返済や一括返済を利用することで、借入残高を減らせば、結果的に完済する期間が短くなって返済総額を減らすことができます。
毎月の負担が少ないところがオリックス銀行カードローンのメリットでもありますが、できる限り利息を抑えたいのであれば随時返済を行いましょう。
もちろん、一括返済も可能です。
オリックス銀行カードローンの返済方法は3種類
オリックス銀行カードローンの返済方法は主に以下の3種類です。
- 口座引き落とし
- 提携ATMでの返済
- 銀行振込での返済
これらの返済方法は契約時に自分で決められます。
ただし「ATM返済」or「振込返済」から「口座引き落とし返済」に変更する場合は、「預金口座振替依頼書」の請求及び提出などの手続きが必要なので注意しましょう。
ここからは、それぞれの返済方法の特徴から注意点、随時返済の方法までくわしく解説していきます。
口座引き落としでの返済
オリックス銀行カードローンは口座引き落としでの返済に対応しています。
毎月毎月10日か末日の返済日に、事前に登録していた「登録口座」から手数料無料で引き落としが行われます。
ただし、以下の金融機関は口座引き落としに対応していないので注意が必要です。
- ゆうちょ銀行
- 商工中金
- 農林中央金庫
- オリックス銀行
- セブン銀行、楽天銀行、イオン銀行等のネット系銀行
- 外資系銀行
特に、オリックス銀行カードローンの口座引き落としに、オリックス銀行が対応していないことに十分注意しましょう。
また、随時返済を口座引き落としで行う際は会員専用サイト「メンバーズナビ」からの申し込みが必要です。
提携ATMでの返済
提携ATMでの返済も可能です。
オリックス銀行カードローンの提携ATMは以下のとおりです。
コンビニ・スーパー
- セブン銀行ATM
- イーネット
- ローソン銀行ATM
- イオン銀行ATM
銀行
- 三菱UFJ銀行ATM
- 三井住友銀行ATM
- 西日本シティ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
また、他者金融業者ではATM手数料が有料であることがほとんどですが、オリックス銀行カードローンは、提携ATMの利用に手数料がかからないことが特徴です。
そのため、少額のこまめな借入や返済で手数料を気にすることなくATMを使えるといったメリットがあります。
銀行振込での返済
オリックス銀行カードローンは銀行振込での返済に対応しています。
利用者ごとに返済専用の口座情報が設定されており、指定振込口座に振り込むことで返済完了となります。
返済用専用口座は会員専用サイトの「メンバーズナビ」より確認可能です。
銀行振込での返済に限っては、振込手数料を負担しなくてはいけないので注意しましょう。
手数料無料で毎月返済できる口座引き落としかATMでの返済がおすすめです。
ATM返済と銀行振込返済は基準時に注意
ATM返済と銀行振込での返済では、基準時に注意が必要です。
返済日時によっては約定返済とならず、その月の分の返済を二重で行わなくてはいけない可能性があるからです。
約定返済とは申し込み時にあらかじめ選択した日にち(10日か末日)のことで、毎月その日に返済してくださいという返済期日になります。
また、基準時とは約定返済が認められる期間のことで、約定返済日の14日前の午前3時と決められています。
例えば、5月31日が約定返済日であれば、5月17日の午前3時が基準時となります。
もし基準時前、この場合は5月1日0時〜5月17日2時59分の間にATMか銀行振込で返済した場合、それは約定返済ではなく随時返済としてカウントされます。
つまり、その月の分の返済をしたつもりだったけど、31日を過ぎて延滞扱いされてしまうということです。
そのため、ATMか銀行振込で約定返済を行うのであれば、約定返済日の期間中に行うようにしましょう。
オリックス銀行カードローンの利用の前に返済額を知ることが大切
オリックス銀行カードローンを利用する前に、あらかじめ毎月の返済額を知っておきましょう。
ここからは、オリックス銀行カードローンの借入をした時の返済額を、3つのケースで紹介していきます。
10万円借り入れたときの返済額
オリックス銀行カードローンで10万円借り入れた場合の金利と毎月の返済額は以下のとおりです。
金利 | 年12.0%〜17.8% |
---|---|
毎月の返済額 | 7,000円 |
例えば、10万円を年12.0%の金利で借り入れた場合、返済計画は以下のとおりになります。
毎月の返済金額 | 7,000円 |
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返済回数 | 16回 |
利息 | 8,453円 |
総返済額 | 108,453円 |
この場合、15ヶ月間は毎月7,000円の支払いで、16ヶ月目の支払額が3,453円です。
50万円借り入れたときの返済額
オリックス銀行カードローンで50万円借り入れた場合の金利と毎月の返済額は以下のとおりです。
金利 | 年12.0%〜17.8% |
---|---|
毎月の返済額 | 10,000円→7,000円 |
例えば、50万円を年12.0%の金利で借り入れた場合、返済計画は以下のとおりになります。
毎月の返済金額 | 10,000円→7,000円 |
---|---|
返済回数 | 90回 |
利息 | 231,427円 |
総返済額 | 731,427円 |
毎月滞りなく10,000円を返済し続けた場合、34回目の返済で借入残高が30万円を下回り、35回目から毎月の返済額が7,000円に下がります。
このとき、毎月の負担は少なくなりますが、毎月の返済額が下がったことで返済期間が伸びることに注意です。
返済期間が延びるということは、支払う利息が増えるということです。
そのため、利息を少しでも抑えたいなら随時返済を行なって返済期間を縮めることが大切です。
100万円借り入れたときの返済額
オリックス銀行カードローンで100万円借り入れた場合の金利と毎月の返済額は以下のとおりです。
金利 | 年6.0%〜14.8% |
---|---|
毎月の返済額 | 20,000円→10,000円→7,000円 |
例えば、100万円を年6.0%の金利で借り入れた場合、返済計画は以下のとおりになります。
毎月の返済金額 | 20,000円→10,000円→7,000円 |
---|---|
返済回数 | 105回 |
利息 | 207,159円 |
総返済額 | 1,207,159円 |
借入額が100万円を超えると適用金利が年6.0%〜14.8%となり、支払う利息がガクッと下がります。
適用金利によって変わりますが、50万円借入したときよりも100万円借入した時のほうが支払う利息が少ないということもあります。
そのため、オリックス銀行カードローンで借入前の返済計画はしっかりと立て、無駄な支払いがないようにすることが大切です。
オリックス銀行カードローンの返済時のメリット・デメリット
ここからは、オリックス銀行カードローンの返済時におけるメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット
オリックス銀行カードローンの返済時のメリットはなんといってもATM利用手数料が何度でも無料ということです。
銀行カードローンの返済方法は口座引き落とし、ATMでの返済、銀行振込での返済の3種類に対応していることが多いですが、中でもATM利用手数料が無料なところはほとんどありあせん。
オリックス銀行カードローンは提携ATMの利用手数料が何度でも0円なので、こまめな借入やちょっとした随時返済でも手数料で損することなく利用できるといったメリットがあります。
デメリット
オリックス銀行カードローンの返済時におけるデメリットは以下の2つが考えられます。
- 金利が高い
- 返済総額が高くなる
オリックス銀行カードローンの上限金利は、他社銀行カードローンよりも高いため、少額の借入をすると消費者金融並みの利息が発生してしまいます。
また、残高スライドリボルビング方式を採用しているので、毎月の支払いの負担は軽減されるが、返済期間が長くなり、結果返済総額が高くなるといったデメリットがあります。
そのため、高い金利で発生した利息の支払いを抑えるなら、お金の余裕がある時に随時返済を行い、返済期間を短縮することが大切です。