三井住友信託銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説

三井住友信託銀行カードローン

三井住友信託銀行カードローンは、同社で住宅ローンを利用している人限定のカードローンです。

事業資金以外の自由な用途に使用でき、2種類のカードローンが用意されています。将来における様々な資金に充てられるので、ゆとりのあるライフプランの設計に役立つでしょう。三井住友信託銀行カードローンの特徴やメリット・デメリットについて、見ていきましょう。

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三井住友信託銀行カードローン詳細情報(スペック表)

申し込み条件 三井住友信託銀行住宅ローンを利用している満20歳以上60歳未満(無担保型は65歳未満)
必要書類 本人確認書類の写し
所得確認書類の写し
審査時間 2~4週間
利用用途 自由(事業性資金を除く)
契約期間 原則1年ごとの自動更新(満65歳の誕生日以上は更新不可)
限度額 1000万円まで(無担保型は500万円まで)
保証会社 三井住友トラスト・カード

三井住友信託銀行カードローンのメリット

  • 事業資金を除いて使い道が自由
  • 年1.00~4.40%と好金利
  • 全国の提携ATMやネットバンキングで借り入れ可能

事業資金を除いて使い道が自由

三井住友信託銀行カードローンで借り入れた資金は、事業資金を除いてどんな使途にも使えます。

子供の教育費用から結婚費用、海外旅行や住宅のリフォームにかかる費用まで多彩な使い道が可能です。ライフスタイルをより豊かにするために、長期的に自由な使い方ができるのが三井住友信託銀行カードローンの良いところです。

医療費や冠婚葬祭といった急な入用にも応えてくれるうえに、介護費のように不自由のない生活を支えるためにも役立てることができます。

カードローンを検討する際に、こんな使い方をするために利用していいものかと迷いを感じることがあるかもしれません。

三井住友信託銀行カードローンのように使途が自由と宣言されていると、安心して前向きに検討できるのではないでしょうか。

年1.00~4.40%と好金利

カードローンは便利そうだけれど、金利が心配という人もいるでしょう。三井住友信託銀行カードローンは、好金利なのも大きなメリットです。

完済が不要という特徴にも、納得して活用できます。

2種類ある三井住友信託銀行カードローンですが、住宅担保型のハウジングカードローンプラスなら1年目は固定金利で1.00%、2年目以降は変動金利で2.675%に設定されています。

無担保型のハウジングカードローンでも年4.40%の変動金利ですから、一般的なカードローンと比較してみる価値があります。

年1.00~4.40%という金利は、三井住友信託銀行の住宅ローン利用者のみを対象とした特別なサービスです。

全国の提携ATMやネットバンキングで借り入れ可能

三井住友信託銀行カードローンは、無担保型の「暮らしの味方」なら最高500万円まで、住宅担保型の「わが家の味方」なら最高1000万円までと融資枠にゆとりがあります。

利用可能額内であればいつでも借り入れできますが、その便利さを最大限に有効活用できるのが提携ATMやネットバンキングでの借り入れです。

提携ATMは駅やコンビニ、スーパーなどにもあり、外出先で急にお金が必要になったときでも利用できます。

時間外でなければ、手数料が無料なのも安心です。もちろん、三井住友信託銀行の本店と支店にあるATMでも借り入れできます。

ATMに行く時間がないときは、インターネットバンキングの三井住友信託ダイレクトが便利です。

借り入れだけでなく、ネットバンキングを通じて返済もできます。三井住友信託銀行の普通預金口座に入金後、振り込みをすれば支払いが可能になるのです。

三井住友信託銀行カードローンのデメリット

  • 三井住友信託銀行の住宅ローンを利用している人のみが対象
  • 事業性資金には利用できない
  • 住宅担保が必要な場合もある

三井住友信託銀行の住宅ローンを利用している人のみが対象

三井住友信託銀行カードローンの申し込み条件の一つが、三井住友信託銀行の住宅ローンをすでに利用しているか同時申し込みをする人です。

つまり、同社の住宅ローンを利用する人のみが対象のカードローンだということになります。

金利のお得さや使い道の自由度、融資可能枠など数々のメリットがあっても、それらを利用できるのは限定された人のみ。

対象者にとっては便利でも、対象外の人にとっては残念感が拭えないかもしれません。

さらに、住宅ローンを組んで返済を抱えながらカードローンを利用することに抵抗を感じる可能性もあります。

事業性資金には利用できない

基本的に使い道が自由なのが三井住友信託銀行カードローンのメリットですが、ただ一つ除外されている使途が事業性資金です。

事業のために使うことはできないため、この点に不自由を感じる人もいるでしょう。

住宅担保型のハウジングカードローンプラスでは、自営業の人が利用することもできません。

融資可能枠が最高1000万円と大きいだけに、事業に使えないのは惜しいところです。

無担保型のハウジングカードローンでは、融資可能枠を50万円・100万円・200万円・300万円・400万円・500万円の中から選ぶことができます。

ハウジングカードローンプラスのように自営業者の利用制限という決まりが名言されているわけではないものの、事業資金として使えないのは同様です。

住宅担保が必要な場合もある

2種類用意されたカードローンのうち、住宅担保型のハウジングカードローンプラスを利用するには住宅担保が必要です。

最高で1000万円借り入れ可能といっても、大事な家を担保にするリスクが生じます。

いくら三井住友信託銀行カードローンの金利が低めといっても、油断はできません。

計画的な借り入れと返済には、十分に気を付ける必要があります。

ハウジングカードローンプラスの契約時には、根抵当権設定のための登録費用がかかります。

登録には手間もかかり、気軽に借りられるという印象は少し抑えめになるかもしれません。

三井住友信託銀行カードローンの審査基準は他社より甘い?

三井住友信託銀行カードローンを利用するには、所定の審査基準をパスしなければなりません。

審査基準は公にされていませんが、同社の住宅ローンを申し込むに当たって満たしていなければならない条件は公開されています。

カードローンの申し込み条件の一つは三井住友信託銀行の住宅ローンを利用していることですから、まずはこの条件をクリアすることが重要です。

安定した年収や団体信用生命保険への加入も、条件の一つ。指定された保証会社の保証も、受ける必要があります。

その他、担保型ローンを利用する場合には担保とする物件にも条件が付きます。

定期借地権付きの物件や建築基準法に違反した物件、近くに三井住友信託銀行の本支店がない物件は、担保にすることができません。

まずは、こうした審査基準をクリアしたうえでカードローン自体の審査基準を満たす必要があるため、少なくとも公開されている基準を満たしておく準備をするのがコツです。

三井住友信託銀行カードローンの金利は他社より高い?

“銀行系カードローンの金利は、消費者金融系に比べると低い傾向があります。

しかも、三井住友信託銀行カードローンの金利は年1.00~4.40%ですから、他の銀行系カードローンと比べても負けていません。

変動金利の場合、市場金利に連動しながら個別の借り入れ状況によっても金利が変わってきます。

他社で借り入れしている人が、三井住友信託銀行カードローンの金利を安いと感じることもあるでしょう。

同社の住宅ローンを利用している人向けのサービスですから、金利面等で特別に優遇されるのは当然のことです。

三井住友信託銀行カードローンでは、住宅担保型の2年目以降と無担保型の1年目から変動金利が採用されています。

変動金利は金融情勢によって適宜変更されますから、金利が上昇しないうちに完済してしまったほうが最後まで低金利で利用できたという実感がわきやすいでしょう。

三井住友信託銀行カードローンの利息一覧

【ハウジングカードローン(無担保型)】
1万円 440円
5万円 2200円
10万円 4,400円
20万円 8,800円
50万円 22,000円
100万円 44,000円
150万円 66,000円
200万円 88,000円
300万円 132,000円
500万円(限度額上限) 220,000円
【ハウジングカードローンプラス(住宅担保型)】
1年目 2年目以降
100万円 10,000円 26,750円
150万円 15,000円 40,125円
200万円 20,000円 53,500円
250万円 25,000円 66,875円
300万円 30,000円 80,250円
400万円 40,000円 107,000円
500万円 50,000円 133,750円
700万円 70,000円 187,250円
1000万円(限度額上限) 100,000円 267,500円

三井住友信託銀行カードローンは返済しやすい?

三井住友信託銀行カードローンは、返済しやすいカードローンとしても魅力があります。低めの金利のおかげで毎月の利息を抑えることができるので、無理なく返済していけるでしょう。

契約している三井住友信託銀行の住宅ローン返済用普通預金口座から毎月自動的に引き落としされるので、新たにカードローンの返済用口座を用意する必要もありません。

毎月の返済金額も、シンプルな方式で決められています。毎月のように返済金額が変わるのではなく、借入残高によって端数のない額が引き落とされるため、預金口座の残高を見ても三井住友信託銀行カードローンからの引き落としがあったとスムーズに判断しやすいのが便利です。

返済方式

三井住友信託銀行カードローンの返済方式は、住宅担保型にも無担保型にも残高スライド方式が採用されています。

借り入れ残高によって毎月の返済額がスライド、つまり調整や変更される方式です。返済が進むほどに毎月の返済額が少なくなっていくのがメリットで、毎月の最低返済額は決まっています。三井住友信託銀行カードローンの返済金額は、借入残高が数十万円から100万円単位での変動です。

お金に余裕があるときに、臨時で返済することもできます。その場合は、三井住友信託銀行の本支店ATMを利用します。借入残高が減るほどに毎月の引き落とし返済額も少なくなっていく仕組みですから、臨時の返済をすることで完済が早まったり毎月の定期返済が楽になるでしょう。

返済日

ローンの返済は、毎月5日に口座引き落としによっておこなわれます。引き落とし日が銀行の休業日にあたる場合は、翌営業日に振り替えられます。

引き落とし金額が決まるのは、前月5日現在の借り入れ残高に応じてです。こちらも、前月5日が銀行の休業日であれば翌営業日に借り入れ残高が適用されます。

毎月の口座自動引き落とし金額は、残高スライド方式によって決められた金額です。この金額以上に返済したいときは、三井住友信託銀行の本支店ATMで自由に返済できます。

臨時返済により借り入れ残高が減れば、毎月の口座自動引き落とし金額も減っていきます。ただし、借り入れ残高が数十万円から100万円単位のスライドになるため、臨時返済後の残高によっては口座自動引き落とし金額が減らないこともあります。借り入れ残高自体は減っていますので、安心してください。

毎月の返済額

【ハウジングカードローン(無担保型)】
1万円未満 前日5日
1万円以上30万円以下 1万円
30万円超100万円以下 2万円
100万円超 前月5日現在の借り入れ残高×1/100(万円単位に切り上げ)+1万円
【ハウジングカードローンプラス(住宅担保型)】
1万円未満 前月5日現在の借り入れ残高
1万円以上30万円以下 1万円
30万円超100万円以下 2万円
100万円超200万円以下 3万円
200万円超300万円以下 4万円
300万円超400万円以下 5万円
400万円超500万円以下 6万円
500万円超600万円以下 7万円
600万円超700万円以下 8万円
700万円超800万円以下 9万円
800万円超900万円以下 10万円
900万円超1000万円以下 11万円
1000万円超 12万円

三井住友信託銀行カードローンの借り入れ方法

窓口での申し込み

三井住友信託銀行の住宅ローン取引店にて、窓口での相談や申し込みが可能です。

住宅ローンとカードローンを同時に申し込む場合も、窓口での相談ができます。

住宅ローンとカードローンの取引店は同一店舗にする必要があるため、ご自宅から最寄の店舗を探してみてください。

オンラインでの申し込み

インターネットから、カードローンの申し込みをすることも可能です。

その場合、インターネットバンキングである三井住友信託ダイレクトの専用サイトを利用することになります。

あらかじめ三井住友信託ダイレクトに申し込んでおく必要があり、手続きに手間や期間がかかることを計算に入れておきましょう。

三井住友信託ダイレクトの申し込み

三井住友信託ダイレクトの申し込みは、郵送かインターネット、店舗にておこなうことができます。

郵送と店舗での申し込みの場合は申し込み書類が届いて処理されるまでに1~2週間、ダイレクト利用カードが自宅に到着するまでに1~2週間かかると見ておいたほうがよいでしょう。

ダイレクト利用カードが手元にあれば、テレホンバンキングの全サービスを利用できます。

その後、インターネットバンキングの初期登録をすれば、インターネットバンキングの全サービスも利用できるようになります。

インターネットから申し込むのであれば、三井住友信託ダイレクトの専用サイトにて利用申込ボタンを押して手続きを進めていきます。

お客様情報を入力して利用申し込みが完了するまで、10分ほどです。会員番号を控えたら、一部のサービスで利用することができます。

その後、1~2週間でダイレクト利用カードが届き初期登録を済ませれば、インターネットバンキングとテレホンバンキングの全てのサービスを利用可能です。

三井住友信託銀行カードローンへ申し込んだ人の口コミ

申込年 2018年
年齢 28歳
職業 公務員
年収 460万円
利用目的 子供の教育費
希望限度額 1000万円

音楽に目覚めた子供に新しく楽器を買ってあげたくて、三井住友信託銀行カードローンを利用しました。希望限度額は高望みかと不安でしたが、低くなる可能性を見越して最大限で希望しました。

最初の借り入れでは希望額に届かなかったのですが、返済するうちに枠が広がって良かったです。

私立の学校の授業料や習い事にも予想していた以上にお金がかかっているので、借りていなかったら子供の才能を活かしてあげられなかったと思います。

申込年 2019年
年齢 45歳
職業 会社員
年収 420万円
利用目的 親の介護費用
希望限度額 500万円

父の体調が急変し、家族での介護にも限界がきて施設への入所を決めました。

介護費用は全く用意していなかったので、三井住友信託銀行カードローンに申し込んだのはダメ元です。

住宅ローンでお世話になった店舗の方がとても親切だったので、相談して申し込みました。返済額など心配でしたが、金利が低いし残高スライド式で毎月の返済額の負担が軽いのでやっていけています。

申込年 2015年
年齢 38歳
職業 自営業
年収 500万円
利用目的 海外旅行費用
希望限度額 100万円

現在は自営業ですが、会社員時代に夫婦でタイミングよく長期休暇を取れたときがあり、海外旅行に行きたいねと話すようになりました。

ただ住宅ローンもあってあまり余裕がなかったので、思い切ってカードローンに申し込んでみました。

借り入れはスムーズにできて、自営になった今も順調に返済できています。借りやすく、返しやすいカードローンで助かります。