キャッシングの審査では、まず申し込み情報を評価し属性ごとに分類します。
評価の低い属性に分類された場合、審査は不利になってしまうので気をつけなくてはいけません。
そこで今回はキャッシング審査の属性の仕組みや、評価されやすい人の条件を紹介していきます。
あなたがどの程度の属性なのか把握しておくことで、キャッシングを選ぶ際にも役立つはずです。
※本ページにはPRが含まれます。
キャッシングの属性審査とは?
キャッシングに申し込む際には、氏名や住所など個人を特定する情報の他に、居住形態や家族構成などの情報も訊かれます。
これらの申し込み情報は項目ごとに採点され、合計点ごとに属性が振り分けられるようになっています。
たとえば合計点の高い人はAクラス、合計点の低い人はCクラスといった仕組みです。
Aクラスの人であれば信用情報に問題がない限り審査に通ることができ、融資限度額も高くなります。
一方Cクラスの人では信用情報に少しでも問題があれば審査に落ち、融資限度額も低く設定されてしまうのです。
そのためキャッシングの審査に通りやすくするには、少しでも良い属性に振り分けられるための工夫しなければなりません。
属性スコアリングシステムとは?
キャッシングの審査は元々人間がすべて行っていたので、どうしても時間がかかっていました。
しかし属性審査が生まれたことにより、機械が自動的に属性審査まで行えるようになりました。
これは属性スコアリングシステムと呼ばれ、消費者金融のプロミスが開発をしました。
今では日本だけでなく世界でも、この属性スコアリングシステムは採用されており、キャッシングの審査スピードは格段に早くなりました。
属性審査の対象となる申し込み情報
- 年齢
- 電話番号
- 居住形態
- 家族構成
- 雇用形態
- 勤務先情報
- 年収
- 勤続年数
- 出向の有無
- 他社借入など
キャッシングの属性審査では、主に上記の項目が評価対象となります。
電話番号は番号自体が審査対象になるのではなく、連絡先の数が審査に影響します。そのため自分の携帯電話の番号だけを登録するのではなく、自宅の固定電話も登録した方が属性の評価は高くなります。
また居住形態では、賃貸物件よりも持ち家に住んでいる方が評価は高く、ローンを完済していると更に評価は高くなります。持ち家に住んでいれば引っ越しをする可能性が低く、連絡が取れなくなるリスクが低いからです。
属性審査とは、申し込み情報を基にどの程度信用できるか判断するためのものなのです。
年齢は20代後半~50代前半が一番有利
キャッシングの審査では20代後半~50代前半の働き盛りの年代が一番有利です。
20代の前半では退職のリスクが高く、50代の後半になれば定年退職が近づいてくるからです。
キャッシング業者では69歳まで申し込みできるところが多いですが、年齢によって審査が不利になることは覚えておきましょう。
勤続年数が3年未満だと審査は不利になる
属性審査では勤続年数も重要視されます。
勤続年数が3年未満の場合、統計的に離職率も高いため審査も不利になります。
一方勤続年数が3年以上あると、離職率は一気に下がるので審査も有利になります。
特に新卒は離職率も高くなっているため、勤続年数が短い間は属性審査では不利になります。
一人暮らしは属性審査で不利になる
一人暮らしの場合、連絡が取れなくなる可能性が高いので属性は不利になります。
家族と同居していれば、万が一の時にも返済が続けられる可能性があるので、属性審査では評価されるのです。
しかし扶養家族が多い場合、年収が低ければ審査は不利になるのでご注意ください。
出向の有無
転勤など多い職場に勤めている場合、属性審査は不利になります。
特に外国への転勤が多いと、返済が滞る可能性が高く、連絡も取れなくなるので審査は不利になります。
外資系の職場に勤めている方は、年収が高くても属性の評価は低くなってしまうのです。
属性が悪ければ審査には通らない?
属性が悪いからといって、キャッシングが利用できないわけではありません。
一定の年収があり、信用情報にも問題がなければ審査に通る見込みは高いと考えていいでしょう。
しかし属性審査の結果に応じて、融資限度額が低く抑えられることもあるので注意が必要です。
属性の評価を少しでも上げるには?
キャッシングの属性審査は、基本的に加点方式で行われます。
そのため申し込み情報は細かく入力した方が、属性審査は有利になります。
逆に申し込み情報に不備があると、属性審査にも悪影響を及ぼすのでご注意ください。
自分の属性の評価が低いと思う方は、なるべく申し込み情報は細かく記入するようにしましょう。
まとめ
キャッシングの審査は、属性審査を導入したことによって、大幅に審査スピードを向上させました。
しかし返済能力があっても、属性審査の結果が悪ければ融資の条件は悪くなってしまう可能性もあります。
そのためキャッシングに申し込む際には、少しでも属性の評価が高くなるように意識しましょう。
また属性の評価が高くても、信用情報に問題があれば審査には通りません。過去に返済の延滞や債務整理をした経験のある方は、大手キャッシング審査に通るのは難しいでしょう。