アコムで延滞をすると、段階を踏んで取り立てを受けます。
アコムは比較的穏やかですが、債権はしっかり回収する消費者金融です。
取り立てに応じずに段階を踏んでいくと、法的手続きを取られる可能性もあります。
このページでは、アコムで延滞状態を続けると起きることを徹底解説。
アコムで返済ができないかも、と悩んでいる人は必見の内容です。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
アコムからの取り立てを受ける前に知っておきたい知識
ここからは、アコムの取り立てを受ける前に知っておきたい知識を解説します。
- ローンカードは延滞後1カ月で利用できなくなる
- 61日以上延滞するとブラックリスト入りする
- 取り立ての時間は法律で決まっている
- 自宅への訪問取り立ては退去要求ができる
- 差し押さえを受けると会社にアコムの延滞がばれる
これらの知識はアコムだけでなく、どの消費者金融の取り立てを受けても利用できる知識です。
取り立ては受けないことが最善ですが、どうしても延滞を解消できない場合は覚えておきましょう。
ローンカードは延滞して1か月で利用できなくなる
アコムのローンカードは、延滞をしてから1か月で利用できなくなります。
一度利用停止処分を受けてしまうと、完済するまで回復しません。
他のカードローンを利用しようとしたところで、すでに信用情報に傷がついている場合は利用が難しいです。
また、完済をしたところでアコムが契約を継続してくれる保証はありません。
延滞の度合いがひどいと、完済したのちに契約を着られる可能性もあるので、注意しましょう。
61日以上の延滞でブラックリストに入る
アコムで61日間以上延滞をすると、ブラックリストに入ります。
一度ブラックリストに入ってしまうと、信用を回復することは難しいです。
ブラックリストに入ったという情報はアコムだけでなく、他の消費者金融も見ることができます。
そのため、アコムに限らずほとんどの消費者金融で審査に通過することが難しくなるでしょう。
取り立ての時間は法律で決まっている
取り立てをする時間は法律で決められています。
正規の消費者金融は午後9時から午前8時までの間に取り立てをおこなってはいけないのです。
そのため、夜中や早朝に取り立てを受ける場合には取り立てを無視しても問題ありません。
アコムは大手消費者金融として実績も多いため、取り立ての時間を無視することは少ないでしょう。
しかし、ありえない話ではないため、念のため覚えておくことをおすすめします。
自宅に訪問された場合は退去要求ができる
取り立ての担当者が自宅を訪問した場合は、退去要求ができます。
借金の取り立てでは正当な理由がない限り、自宅への訪問や電報、ファックスなどでの取り立ては禁止です。
仮にこのような取り立てを受けた場合、退去要求を出すことができます。
差し押さえを受けると会社にアコムでの延滞がばれる
取り立てが法的手続きの段階になり、差し押さえを受けると、勤務先にアコムでの延滞がばれます。
差し押さえでは住宅などのほかに給料も対象です。
給料を差し押さえする際には会社からの支給を止めることになるため、必然的に勤務先にアコムで延滞をしていることがばれます。
勤務先に延滞がばれてしまうと肩身が狭くなり、勤務先にいづらくなりますよね。
最悪の状況を避けるためにも、法的手続きの段階に差し掛かる前に返済をするように心がけましょう。
アコムで延滞したときに受ける取り立ての流れ
ここからは、アコムで延滞したときに受ける取り立ての流れを解説していきます。
アコムでは電話での取り立てが主な取り立て方法です。
- 督促の連絡
- 自宅の固定電話に連絡
- 督促状の郵送
- 勤務先に電話連絡
- 法的手続き
の段階を踏んで、アコムは取り立てを進めます。
延滞分を返済した時点で取り立ては終わるため、延滞をしたとしてもできるだけ早く返済することを心がけましょう。
督促の連絡がくる
返済日に入金が確認できないと、翌日から督促の連絡がきます。
連絡の内容は「返済日が過ぎているが、返済を忘れていませんか?」という旨の確認です。
この時点では取り立てというよりも、返済忘れを啓発する確認の意味合いが強いといえます。
もし返済を忘れていただけなのであれば、すぐに返済に向かうようにしましょう。
自宅の固定電話に連絡がくる
ある程度督促の連絡に応じない場合、アコムから自宅の固定電話に連絡が入ります。
もし電話を自分以外の家族が取ってしまうと、アコムから借金をしていることがばれてしまいます。
自宅への電話をかけてくるということは、アコムが確認の意味合いから取り立てにスタンスを変えてきているサインです。
できるだけ早く返済をするように心がけるのと同時に、返済が遅れていることを謝りましょう。
督促状が郵送される
自宅の固定電話への連絡にも応じずに延滞を続ける場合、自宅に督促状が郵送されます。
督促状が郵送されてきたらアコムが取り立てをはじめるサインです。
法的な手続きも視野に入れ始める段階ですので、できるだけ早く、少しでも返済をするに越したことはありません。
勤務先に電話連絡がくる
督促状の郵送をしても延滞が続く場合、アコムが打つ次の一手が勤務先への電話連絡です。
この時点で勤務先にアコムで延滞をしていることが周知されます。
勤務先での肩身も狭くなるでしょう。
勤務先への連絡をするということは、給料を差し押さえてでも返済してもらうというアコムからのメッセージだと考えることができます。
勤務先への電話連絡は法的手続きに入る一歩手前です。
少しでも返済する方法を模索しましょう。
法的手続きを取られる
アコムからの度重なる取り立てに応じず、延滞を続けた場合、アコムは裁判所に申し立てて法的手続きを取られます。
法的手続きの段階になると、いつ強制執行がおこなわれてもおかしくありません。
給料や自宅、家具などの財産を差し押さえられる可能性があります。
借金総額によってはすべてを失う可能性も否めません。
裁判所からの通知がきたら、返済をする努力は続けつつも、決定におとなしく従うことをおすすめします。
アコムで延滞したときに起きること
アコムで延滞すると、遅延損害金が請求され、信用情報に傷がつきます。
遅延損害金とは、期日に回収ができなかったことによる損害賠償です。
遅延損害金は日に日に金額が大きくなっていくため、できるだけ早く延滞状態を解消しないと自分の首を絞めます。
また、信用情報に傷がつくと、新規の借り入れをすることが難しいです。
アコムで延滞すると、延滞後の生活が日に日に苦しくなっていくのです。
アコムから遅延損害金を請求される
アコムで延滞をすると、延滞した1日目から遅延損害金が発生します。
遅延損害金の年率は20%です。
借入残高×遅延損害金年率(20%)÷365(日)×遅延日数 |
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の公式に基づいて算出される金額が請求されます。
延滞をすればするほど、日に日に借金総額は膨れ上がるのです。
個人信用情報機関に延滞情報が登録される
アコムで延滞してから2カ月が経過すると、個人信用情報機関に延滞情報が事故情報として登録されます。
個人信用情報機関とは、クレジットカードやカードローンの利用履歴のことです。
個人信用情報機関に事故情報が登録されると、一定期間カードローンが利用できなくなります。
事故情報は、個人信用情報機関に最低5年間は登録されるため、今後金融機関の審査を受ける際に影響を及ぼすのです。
延滞をしそうなときは早めにアコムに相談する
延滞をしそうなときは、早めにアコムに相談するようにしましょう。
仮に延滞をするにしても、相談をしておくのとしないのでは、アコムの心証も変わってきます。
延滞をする理由がやむを得ない事情によるものだとアコムが判断すると、しかるべき措置を講じてくれるのです。
最大30日まで支払いの延滞ができる
アコムでは、やむを得ない事情に限り、次の給料日まで返済を待ってくれます。
しかし、次の給料日まで待ってもらうためには延滞する前にアコムに相談し、理由がやむを得ないと認められることが必要です。
返済日は1か月先になるものの、年率20%の遅延損害金はしっかり発生することに注意しなくてはなりません。
1カ月の間督促は受けませんが、静かに遅延損害金が増えているので、できるだけ早く返済するに越したことはないのです。
利息を支払うだけで対応してくれることもある
アコムでは、元金を返済できずに延滞するとなっても、利息だけ支払うことができれば問題ありません。
毎月の最小返済額が設定されており、その最小返済額こそが利息分のみなのです。
支払額を減額してほしい場合は、返済日がくる前にアコムのコールセンターに電話する必要があります。
理由を話し、アコムに承認されれば、その月の返済を最小返済額に抑えることができるのです。
アコムからの取り立てを受ける前に延滞を解消しよう
アコムから取り立てを受けると、今まで積み上げてきたさまざまなものを失う可能性があります。
法的手続きともなると勤務先での居場所もなくなるかもしれません。
そのため、取り立てを受ける前にアコムでの延滞状態を解消することが最優先です。
カードローン以外でお金を用意する方法を探し、取り立てを受ける前に延滞状態を解消するようにしましょう。