老舗の大手消費者金融のアコムは、知名度が高く人気もあります。
消費者金融ということで、銀行のカードローンに比べると審査難易度は緩めと言われていますが、それでも審査に通らない場合も少なくありません。
そこで、今回はアコムよりも審査の甘い中小消費者金融を中心に説明しておきます。
アコムの審査に落ちた人から審査通過の自信が持てない人まで、ここで紹介する消費者金融を中心に検討してみてはいかがでしょうか。
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アコムより審査が甘い中小消費者金融
日本には数多くの消費者金融が運営しています。
しかし、すべての消費者金融を検討すると無駄な時間がかかってしまうでしょう。
ここでは、アコムより審査が甘い中小消費者金融の代表格を紹介していきます。
- ダイレクトワン
- キャッシングのフタバ
- エイワ
- キャネット
上記の4社はすべて消費者金融で、貸金業法の総量規制対象です※。
※総量規制は年収の1/3以上の融資を禁止した法律。
すでに他社の借入総額で年収の1/3に達している場合はどれだけ審査の甘い消費者金融でも審査に通ることは絶対にありません。
それでは、それぞれの4社について詳しく解説していきましょう。
ダイレクトワン
アコム | ダイレクトワン | |
---|---|---|
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 20歳~69歳までの安定した収入のある方 |
最大限度額 | 800万円 | 300万円 |
貸付利率 | 年率3.00%~18.00% | 年率4.9%~20.0% |
遅延損害金利率 | 年率20.00% | 年率20.0% |
担保/保証人 | 不要 | 不要 |
スルガ銀行のグループ会社が運営するダイレクトワン。
スルガ銀行という社名が有名すぎて銀行カードローンに勘違いするケースもよくありますが、ダイレクトワンはれっきとした消費者金融です。
ダイレクトワンは、審査を受けるうえで最低限の申し込み条件を提示しています。
20歳~69歳までの安定した収入のある方
年齢制限はそのままの意味ですが、安定した収入についても難しいことはありません。
ダイレクトワンの求める安定した収入とは高収入の意味ではなく、パートやアルバイトの収入でも安定した収入と認めてくれます。
したがって、申し込み条件をクリアしていれば審査に通る可能性はあります。
ただし、他にも雇用形態や家族構成といった個別の項目の審査、過去に信用情報機関に問題のある記録が残っていないか調べられます。
特に大事なのは過去の信用情報で、カードローンやクレジットカードの利用で延滞していたり滞納していたりする人は信用情報機関に問題ありと判断されてしまいます。
ダイレクトワンは上限金利を20.0%に定め、アコムの上限金利の18.0%よりも高いです。
金利が高ければ貸し倒れリスクを抑えることができ、多少問題のある人でも審査に通る可能性が高まります。
中小消費者金融の中でもダイレクトワンはスルガ銀行グループの会社ということもあり、安心感は高いのではないでしょうか。
ダイレクトワンの審査は甘いって本当?ダイレクトワンの審査に通る秘訣
キャッシングのフタバ
アコム | キャッシングのフタバ | |
---|---|---|
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 要審査 |
最大限度額 | 800万円 | 50万円 |
貸付利率 | 年率3.00%~18.00% | 年率14.959%~17.950% |
遅延損害金利率 | 年率20.00% | 年率19.945%以内 |
担保/保証人 | 不要 | 不要 |
キャッシングのフタバは歴史のある中小消費者金融です。
一般的に知名度はそこまで高くありませんが、大手消費者金融の審査通過が厳しいと感じる場合は検討する価値が高い消費者金融でしょう。。
キャッシングのフタバは審査申し込み条件が明記していないことが特徴です。
アコムのように大手消費者金融は毎月安定した収入を得ていることを条件にしていますが、キャッシングのフタバはそういった内容が書かれていません。
つまり、収入の有無が大事であってかならずしも毎月安定した収入を得ていなくても大丈夫という風に考えることもできるでしょう。
ただ、キャッシングのフタバでも信用情報機関に情報の照会は行っているため、過去に信用情報にキズがつく延滞や滞納あるいは債務整理をしている場合は厳しくなります。
また、最大融資額は50万円までと少額で、とりあえず少額でも借りるために審査通過を目指している人に向いているのではないでしょうか。
キャッシングのフタバのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
エイワ
アコム | エイワ | |
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 要審査 |
最大限度額 | 800万円 | 50万円 |
貸付利率 | 年率3.00%~18.00% | 貸付金額10万円未満 19.9436%・10万円以上 17.9507% |
遅延損害金利率 | 年率20.00% | 年率19.9436% |
担保/保証人 | 不要 | 原則不要 |
エイワは対面審査必須の今どき珍しい消費者金融です。
近年はインターネットの普及にともなって消費者金融の窓口を足を運ぶことなく借入するケースが中心になりましたが、エイワは異なるスタイルをとっています。
この対面審査は面倒に感じる一方でコンピューターの審査で自動で落とされることを省ける魅力を持っています。
もちろんエイワは信用情報機関に記録を照会しないというわけではありませんが、それよりも審査に申し込む人物像を大事に考えているのでしょう。
貸金業法の総量規制の観点から収入のない人は借入できませんが、とりあえず収入を得ていれば可能性があります。
大手消費者金融のように申し込み条件に安定した収入を得ている必要があるとは記されていませんし、個別審査に対応していることに期待を持てます。
キャネット
アコム | キャネット | |
---|---|---|
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 安定した収入と返済能力を有する満20歳以上の方 |
最大限度額 | 800万円 | 新規50万円/取引実績あり300万円 |
貸付利率 | 年率3.00%~18.00% | 年率15.0%~20.0% |
遅延損害金利率 | 年率20.00% | 年率20.0% |
担保/保証人 | 不要 | 原則不要 |
キャネットは中小消費者金融として最近人気が高くなってきています。
新規の利用では50万円までしか貸付に対応していませんが、取引実績があれば最大300万円まで増額融資を受けることもできます。
キャネットは、安定した収入と返済能力を有する満20歳以上の人という申し込み条件を設定しています。
申し込み条件をクリアしていない場合は審査に通ることは絶対にありません。
ただし、キャネットは配偶者貸付制度を採用しており、配偶者が安定した収入を得ていれば同意のもとで融資を受けられることはあります。
キャネットは信用情報機関に記録を照会するため、問題のある人は審査に通ることが非常に厳しくなってしまいます。
一部キャネットの口コミで信用情報機関に問題があっても審査に通ったという情報もありますが、少なからずとも有利になることはありません。
とはいえアコムより審査が甘いと言われているのは事実で、ネームバリューが低い分顧客獲得に力を入れているのではないでしょうか。
キャネットのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
アコムは大手消費者金融の中でも審査は甘い?
アコムは大手消費者金融の中でも審査が甘いのでしょうか。
こればかりは各社審査通過のボーダーラインを公表していないので確実に回答することはできません。
しかし、ひとつの指針として審査通過率から推測することはできます。
審査通過率は時期によって異なりますが、ある期間のアコムとアイフルとプロミスの審査通過率を比較してみました。
アコム | 48.0% |
---|---|
アイフル | 45.3% |
プロミス | 42.8% |
あくまでとある時期の審査通過率を比較した結果で、毎度同じわけではありません。
しかし、多くの期間を調べてみてもアコムの審査通過率は他社大手消費者金融よりも高い数字を誇っていることが多かったです。
すなわちアコムは大手消費者金融の中では審査が甘い可能性があると考えることができるでしょう。
銀行カードローンとどちらが審査は甘い?
アコムと銀行カードローンの審査難易度は、基本的に銀行カードローンのほうが厳しいです。
これは銀行カードローンは低金利を売りにしていることが多く、その結果貸し倒れリスクが高くなってしまいます。
アコムよりも金利を低く設定している銀行カードローンでは、まず間違いなく審査は厳しいと考えられます。
ただし、他社消費者金融ですでに借入している場合はそのかぎりではありません。
というのもアコムは消費者金融ですから貸金業法の総量規制対象です。
貸金業法の総量規制対象者は新たに消費者金融の審査を受けても通ることはあり得ないので、銀行のカードローンの審査を受けるほうが法律上通過する可能性があります。
現在のローン利用状況に応じてアコムの審査を受けるか銀行のカードローンの審査を受けるか検討するべきでしょう。
アコムの審査に落ちる理由は?
アコムの審査に落ちる理由は、おおよそ以下の5種類に絞ることができます。
- 安定した収入を得ていない
- 他社借入が多いまたは総量規制対象者
- 信用情報にキズがある
- 複数社に短期間で申し込んだ
- アコムとトラブルを起こした過去がある
他にも審査申し込み時に虚偽の入力や間違った情報を入力してしまった場合でも審査に落ちてしまいますが、そういった事情は滅多にないでしょう。
基本は収入面と信用情報機関の記録が大事です。
著しく収入が少なかったり過去のローンの利用で問題を起こしていれば、返済能力の低い人と判断されて審査に落ちる可能性が高まります。
収入面はパートやアルバイトの人でも審査に通ることも充分あり、決して高収入でなくても審査に通過して少額でも借入できることは珍しくありません。
一方、信用情報機関に問題のある人は融資をしてもきちんと返済してくれない可能性が高いと判断されてしまうため、少額でも審査通過自体が厳しくなります。
複数社に短期間で申し込まないことは意識すればできることなので、不利になることで避けられる部分は避けるように注意しましょう。
アコムの審査に落ちたら中小消費者金融がおすすめ
アコムの審査に落ちた場合は、アコムの定める審査通過のボーダーラインを満たしていなかったと思われます。
再度すぐにアコムの審査に申し込んでも審査に通過することはないので、他社の審査に申し込むことを検討しましょう。
その際、他社大手消費者金融の審査に申し込みすることはおすすめしません。
大手消費者金融はほぼ横ばいの審査基準を設けているため、アコムの審査に落ちた人が他社大手消費者金融の審査に通ることはほぼあり得ません。
そこで、中小消費者金融の審査に申し込むことを考えるべきです。
中小消費者金融は大手消費者金融に比べ知名度が低く、顧客獲得のために大手消費者金融の審査に落ちた人の受け皿的な役割をはたしています。
大手消費者金融に比べるとサービス面に不便を感じたり金利面に不満を覚えたりすることはあるかもしれませんが、とにかくお金を必要としている場合は中小消費者金融を検討するべきでしょう。
審査が甘いキャッシングランキング!即日融資も可能な消費者金融
ブラックでもOKの中小消費者金融もある
実は、中小消費者金融はブラックでも対応していることがあります。
そもそも大手消費者金融の審査に落ちた人は、なんらかの問題を抱えていることが少なくありません。
大手消費者金融は、過去のローンの利用時に延滞や滞納または債務整理の経験者は問答無用で審査落ちさせる傾向にあります。
一方、中小消費者金融は過去に問題があっても現在改善した状況であれば審査に通しても大丈夫といったスタンスをとっているケースも珍しくありません。
信用情報に自信を持てない人でも、中小消費者金融であれば審査通過の可能性はあるでしょう。
他社借入返済のための追加融資は要注意
すでに他社でお金を借りている状況で、新たに追加融資を検討している人は、その理由についてよく考えなければなりません。
必要としたお金であれば仕方ありませんが、他社の借金を返済するために新しく借金をすることは自転車操業になり、いずれ破たんを招いてしまう可能性が高いです。
おまとめローンのようなシステムを利用すれば新規借入ができないといった制限もあり問題ありませんが、普通のローンで新しく借金をすると繰り返すことになります。
他社の借金を返済するために新しく借金することだけは避けましょう。
借金の返済が苦しいなら債務整理も検討しよう
それでも借金返済のために借金をしなければならない状況の場合、債務整理を検討してみてはいかがでしょうか。
近々収入が増える要素があれば別ですが、収入に変化がない場合はいずれ破たんしてしまうので、すぐにでも債務整理を検討するべきです。
債務整理は自己破産が最も有名ですが、任意整理や個人再生といった方法の手続きを行うこともできます。
弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談して、現在の借金状況を説明したうえで債務整理についても検討してみてはいかがでしょうか。