ノーローンの審査に通過して利用を続けると限度額の増枠を考えることもあるでしょう。
限度額いっぱいまで使っている場合や使っていなくても、限度額が増枠できれば助かるというケースで限度額の増額を検討するばずです。
消費者金融または銀行で新たに審査を受ける方法もありますが、複数社でお金を借りるよりもノーローンだけでお金を借りるほうが便利だと思うこともあるかもしれません。
実際のところノーローンの限度額の増枠はスムーズでカンタンに終わるのでしょうか。
ここでは、ノーローンの増額審査の詳細から増額することによるリスクまで徹底的に解説していきます。
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目次
ノーローンの限度額増枠には増額審査が必要
ノーローンの限度額増枠は、申請すれば誰でも認めらるわけではないんです。
新規申し込み同様に増額審査に申し込む必要があり、増額審査でも普通の審査と同じブラックボックスで、ボーダーラインは公表していません。
新規契約時の審査に比べて増額審査の難易度は高くなりがちです。
明らかに属性が変わったのであれば増額審査をクリアできる可能性はありますが、大して変わらなければ非常に厳しくなります。
ノーローンの増額審査に申し込む際は、客観的に見て自身のスペックに変化があると自覚できるくらいでなければ、あまりチャンスはないでしょう。
また、ノーローンの限度額の増額審査は電話でしか受け付けを行っていません。
新規申込時のようにインターネット経由でカンタンにできれば申請しやすいですが、電話しか対応していないので面倒に感じることもあるでしょう。
電話はお問合せダイヤルの(0120-170024)にかければ、平日9時~18時までオペレーターが対応してくれます。また、自動音声サービスで良ければ24時間受付しています。
増額審査に申し込むだけでなく相談も承っていますので、増額について気になる人はとりあえず相談だけでも可能です。
新規申込時と同様に信用審査も行われる
ノーローンの増額審査では、信用審査についても行われます。
信用審査はローンの返済状況や債務整理の状況など、信用情報機関に個人情報の開示請求を行うことです。
新規申込時よりも信用情報に問題があれば当然通りづらくなります。
ノーローン以外のカードローンやクレジットカード等で返済の滞納を行っていれば、一気に信用情報は悪化。
もちろんノーローンの返済で滞納をいたことがあれば、信用情報機関に登録されない程度のものでも増額は厳しくなるでしょう。
逆にきちんと返済を行っていたり、他社のローンを完済していたりすれば、信用情報としては優良になるため、増額審査においてマイナスになることはありません。
このようにノーローンの増額審査は信用情報についても重要視しているので、属性だけでなく信用情報に問題がないか事前に考えておくべきでしょう。
年収等増えていないと増枠は難しい
ノーローンの増額審査は属性についても再審査します。
属性の中でも特に大事なポイントは年収。
新規申込時よりも年収が高くなっていなければ、増枠は難しいでしょう。
というのも、基本的に限度額は年収に応じて変わります。これは貸金業法の総量規制の問題もあり、年収が多ければ多いほど限度額は高めに設定される可能性が高いです。
貸金業法の総量規制は年収の1/3以上の融資を禁止しており、仮に現在の限度額がその上限に達していれば絶対に増枠されることはありません。
ノーローンにかぎらずどこの消費者金融でも法律を破ってまで融資を行うことはなく、該当している場合は増額審査を受けるのは無駄なのでやめておきましょう。
増額審査を受けて限度額が下がるケースもあるので要注意
ノーローンの増額審査で最大のデメリットは限度額が下がるケースです。
増額審査を受けたのに限度額が下がることは本末転倒ですが、決しておかしいことではありません。
先に説明したように増額審査では属性や信用情報を調べます。
信用情報では信用情報機関の情報を確認するので、新規申込時よりもマイナスの情報が記録されていれば限度額が下がってしまいます。
たとえば、他社借入額が増えていたり、他社の返済が滞っていたりする場合は、限度額が引き下げられる原因になりやすいでしょう。
借金が増えていれば返済負担は増えているはずですし、他社で滞納していれば限度額を下げるどころか最悪のケースでは利用停止になる可能性もあります。
増額審査に申し込まなければ信用情報を確認していないこともありますが、増額審査を申し込めばかならず信用情報を確認するので、限度額が下がる確率を高めてしまいかねません。
限度額の増額よりも限度額が下がることのほうが困る場合は、増額審査に申し込まないようにするべきでしょう。
ノーローンの増額審査に落ちる人の特徴
ノーローンの増額審査に落ちる人の特徴はほぼ共通しています。
増額審査に受かる人よりも落ちる人の特徴を知れば、自身が落ちる条件に該当しているか該当していないか判断できるでしょう。
具体的には、以下のような特徴の人が増額審査に落ちやすいです。
- 返済の延滞や滞納を繰り返した
- 契約時より年収が減ってしまった
- 利用期間中に転職をした
- 他社借り入れが増えてしまった
- 契約時から1度も借り入れ・返済をしていない
それでは、上記のノーローンの増額審査に落ちやすい人の特徴について、より詳しく解説していきましょう。
返済の延滞や滞納を繰り返した
ノーローンや他社のローンで返済の延滞や滞納を繰り返した人は、増額審査で通る可能性はまずありません。
現時点ですら返済がまともにできていない状況の人に限度額を増やすということは、貸し倒れリスクを高めるだけの行為です。
消費者金融が最も嫌うことは損失につながる貸し倒れ。
したがって、返済の延滞や滞納を繰り返す人に増額する理由はありません。場合によっては限度額を下げられたり利用停止になったりする可能性もあるでしょう。
延滞や滞納の経験のある人はまずノーローンの増額審査に通らないので、増額審査に申し込むべきではありません。
契約時より年収が減ってしまった
なんらかの理由でノーローンと新規契約したときよりも年収が減ってしまった場合は、増額審査に通ることはまずありません。
原則、限度額の枠は年収に応じて変化します。
年収が増えていれば増額の可能性はありますが、年収が減っていれば増額する理由はないどころか減額につながりかねません。
また、嘘の年収を入力すれば収入証明書類の提出求められればバレてしまいます。
本当に契約時よりも年収が増えていれば増額審査に申し込む価値はありますが、むしろ減ったというケースでは増額審査に申し込むべきではないでしょう。
利用期間中に転職をした
ノーローンの利用期間中に転職した場合もあるでしょう。
転職はかならずしも悪いことではなく、転職したことによって年収が増えて継続勤務していれば高い評価を得られます。
しかし、転職したことによって年収が減ったり、たとえ年収が増えていても何度も転職を繰り返していたりすれば、間違いなく増額審査で悪い評価を受けます。
ノーローンの審査申込条件のひとつに、継続して安定した収入を得ている必要があると明記しています。
継続安定というキーワードは同じ会社で勤務しているという意味で、頻繁に転職している人は該当しません。
転職してメリットになったと断言できないかぎりは、増額審査において転職はマイナスの評価を受けると覚えておいてください。
他社借り入れが増えてしまった
ノーローンの新規申込時よりも他社借り入れが増えていれば増額審査に通りづらいです。
他社借り入れが増えると返済負担が高まりますし、増額すればさらに返済負担は高くなってしまいます。
増額審査を受けるということはお金に困っているわけですから、他社の返済に充てられる可能性も考えるでしょう。
多重債務になり返済のための自転車操業が始まれば、いずれはパンクしてしまいます。
また、他社借り入れが増えることで貸金業法の総量規制に抵触した可能性もあります。
貸金業法の総量規制は年収の1/3以上の融資は禁止しているため、すでに他社含めて上限に達した金額になっていると、増額審査に通ることはありません。
このように他社借り入れが増えている場合は、ノーローンの増額審査においてデメリットになると覚えておきましょう。
契約時から1度も借り入れ・返済をしていない
契約時から1度も借り入れ・返済のしていない場合は、まず増額審査に通りません。
借り入れ・返済のない人は、きちんと返済できるのか疑問があります。
延滞や滞納なく借り入れと返済を繰り返していれば「この人はきちんと返済してくれる」という評価を受けますが、1度もない人はそういった評価ができません。
少なからずとも半年以上は借り入れ・返済をしていることが望ましいです。
将来的にノーローンで増額審査を受ける予定を立てている場合は、まずは現在の限度額内で借り入れすることから始めましょう。
ノーローンの審査基準を教えます!審査に落ちる人の特徴と対処法
増額を申し込む前に必要かどうか検討しよう
今回説明してきたようにノーローンの増額審査はメリットよりもデメリットが目立ちます。
明らかに年収が高くなったり属性が際立ったりしていれば増額審査を受ける価値はありますが、特に変化がないのであれば増額審査はデメリットのほうが多いでしょう。
そもそもノーローンの増額審査を受ける必要があるのか検討するべきかもしれません。
なにもノーローンにこだわらなくても日本には多くの消費者金融や銀行のカードローンがあり、お金を借りる方法はたくさんあります。
ただの好奇心だけでノーローンの増額審査を受けると限度額を減らされたり利用停止になったりすることもあるので、よく考えてから申し込むようにしましょう。