将来を考えている恋人に借金があったとわかったら、あなたはどうしますか?
別れるか、恋人を支えて返済を手伝うか、選択しなくてはなりません。
このページでは、恋人に借金があると発覚したときに取るべき手段と注意点を徹底解説しています。
対応を間違ってしまうと、自分の身を滅ぼすことにもつながりかねません。
後悔しない対応を取るためにも、知識を持っておくことは重要です。
恋人に借金があると発覚し、対応がわからないという人は必見の内容です!
※本ページにはPRが含まれます。
目次
恋人に借金があるとわかったときにするべき4つのこと
まず、恋人に借金があるとわかったときに取るべき4つの行動を解説していきます。
- 借金の理由を聞く
- 借金の総額を聞く
- 借金の借入先を聞く
- 借金返済の見通しを聞く
恋人に借金があると発覚した場合、まずは以上の4つの行動を起こしましょう。
借金があっても恋人と付き合い続けるのか、それとも別れるのか。
頭ごなしに判断せずに、まずは恋人が抱えている借金についての情報を聞き出しましょう。
恋人が借金をすることになった理由を聞く
恋人に借金があると発覚したとき、最初に確認すべきなのは「借金をした理由」です。
ひとくくりに「借金」といっても、借金をする理由は人それぞれで、必ずしも悪いこととはいえません。
借金をするに至った理由を聞くことは、今後恋人と協力して返済をしていくのか、それとも別れるのかといった将来的な問題にもつながってきます。
借金をした恋人を頭ごなしに責めることはせず、まずは落ち着いて借金の理由を聞くようにしましょう。
すぐに別れることをおすすめする恋人の借金理由
すぐに別れることをおすすめする恋人の借金の理由は
- 借金せずにはいられない「借金癖」が原因
- ギャンブルにはまってしまい、お金を使う「ギャンブル依存症」が原因
- 趣味などに必要以上のお金をかけてしまう「浪費癖」が原因
- キャバクラやホストなどでお金を使ってしまう「遊び癖」が原因
以上の4つです。
別れを検討するべきなのは、恋人が「お金を使いすぎる癖」を持っている場合に限定されます。
一緒にいて楽しいと感じる恋人だったとしても、将来のことを考えるとなると話は別。
お金を使いすぎる癖というものはマイナスに機能します。
そのため、恋人が「お金を使いすぎる癖」を持っている場合、いっそのこと別れてしまうのが賢明です。
付き合い続けることをおすすめする恋人の借金理由
別れたほうが良い借金の理由がある一方、結婚を前提に付き合い続けても良い理由も存在します。
- 車を購入するために自動車ローンを組んだ
- 家を購入するための住宅ローンを組んだ
- 病気の治療費を補填するためにお金を借りた
- 冠婚葬祭の費用をまかなうためにお金を借りた
- 学校にいくために奨学金を借りた
- 事業を起こすためにお金を借りた
恋人に借金があったとしても付き合い続けることをおすすめするのは、以上の6つの借金理由です。
ただし、あくまで自分の身の丈に合った借金をしていることが条件になります。
自分の返済能力をはるかに超えた借金を抱えている場合は、将来を考え直すことが必要です。
しかし、借金には「やむを得ない理由」というものがあります。
もし恋人の借金の理由がやむを得ないものならば、長い目で支えてあげるのが良いでしょう。
恋人が抱えている借金の総額を聞く
恋人から借金の理由を聞いたら、次は恋人が抱えている借金の総額を聞きます。
借金の総額が数十万円の範囲を超えないのであれば、一時的な肩代わりや少しずつの返済が可能です。
しかし、恋人が抱えている借金が手の付けられない金額であった場合、返済できないリスクのほうが高くなります。
恋人の借金が返済困難の場合、場合によっては裁判所を通じた手続きや、自己破産をする必要が出てくるのです。
そのため、恋人が抱えている借金の総額を聞いてから、その後の対応を考えることをおすすめします。
恋人が借金をしている借入先を聞く
恋人が抱えている借金の借入先がどこなのかも、今後の対応を決めるうえで重要です。
恋人の借金の理由と総額を聞いた後は、必ず借入先も聞くようにしましょう。
仮に恋人が複数の貸金業者からお金を借りていた場合、「多重債務」という状態に陥っていることになります。
多重債務者になってしまうと、金利や返済日も借入先によって変わってくるため、借金の総額が膨れ上がる一方なのです。
闇金から借金をしている場合はすぐに縁を切る
金融庁に認可された正規の貸金業者からお金を借りているのであれば、借金が膨れ上がっていくだけで済みます。
しかし、恋人がお金を借りている先が闇金であった場合、すぐに別れるようにしましょう。
闇金は金融庁に認可されていないのにもかかわらず、貸金業者として営業している業者です。
金利も法律の制限を無視した利率を押し付け、お金を貸します。
高額な利息を執拗な取り立てで借金を回収するため、場合によっては周囲の人間に闇金との関係をうわさされることもあるのです。
そのため、恋人が闇金から借金をしている場合は、すぐに別れを切り出すようにしましょう。
借金返済の見通しを聞く
恋人から借金についての情報を聞き終えたら、最後に借金返済の見通しを聞きましょう。
返済の見通しを聞いた時点で、恋人が何も考えていないようであれば、今後借金の返済で首が回らなくなる可能性が高いです。
逆にしっかり借金返済の見通しを立てている場合は、第3者の目線から恋人の借金返済を支えてあげることもできます。
そのため、借金返済の見通しを聞くことは、行動を起こすうえで重要な意味を持つのです。
恋人に借金がある時に絶対やってはいけないこと
いくら恋人はいえ、借金がある時に絶対にやってはいけないこともあります。
恋人に借金がある時に絶対やってはいけないことは、恋人の借金を立て替えたり、連帯保証人になったりすることです。
簡単にいえば、自分も恋人の借金返済に参加することは絶対にやってはいけません。
恋人とはいえども、結婚に至らない限り、結局は他人です。
場合によっては借金をなすりつけられる可能性もあります。
そのため、恋人の借金返済を直接的に助けることは得策ではないのです。
恋人の借金を立て替える
恋人に借金があると知ったとき、「一時的にでも自分が借金を立て替えよう」という考えが浮かぶ人も少なくありません。
しかし、恋人の借金を立て替えることは非常に危険です。
恋人の借金を立て替えると、「求償権」という権利を持つことになります。
つまり、肩代わりした金額を、実際に借金をした恋人に請求ができるという権利を持つのです。
一見すると何の問題もないように感じますが、実はリスクが高いことを理解しましょう。
仮に恋人が自己破産をしてしまうと、求償権は失われます。
求償権を失うと、肩代わりして返済した金額を恋人に請求することができなくなってしまうのです。
自分だけ損をするというリスクを負うことになるため、返してもらえる見込みがあったりよほど信頼していたりしないかぎり、恋人の借金は立て替えないことをおすすめします。
どうしても肩代わりをする場合は借用書を作る
どうしても恋人の借金を肩代わりしなくてはならない場合、恋人との間で借用書を作成するようにしましょう。
借用書を作成しておかないと、仮に恋人に逃げられたときにお金を借りたという証明がないため、お金を返してもらえなくなります。
恋人との間で借用書を交わすのは気が引けるかもしれません。
しかし、親しき中にも礼儀ありということで、恋人という親しい仲だからこそちゃんとする必要があるのです。
恋人の借金の連帯保証人になる
恋人の借金の連帯保証人になることも、可能な限り避けましょう。
連帯保証人とは、お金を借りた人間(=恋人)が借金を返済できなくなった時に、代わりに返済する義務を負う人間のことをいいます。
連帯保証人は、自身の返済能力とは無関係に借金の返済義務を負わなくてはなりません。
そのため、恋人の借金の連帯保証人になって裏切られた場合、場合によっては多額の借金を抱えなくてはならないのです。
連帯保証人になるということは、恋人にとっても返済できなかった時の保険になります。
身に覚えのない借金を抱えないためにも、あくまで第3者としての立ち位置は超えないことが重要なのです。
恋人の借金を返済するときに取るべき3つの方法
ここからは、恋人の借金を返済するときに取るべき3つの方法を紹介します。
- 借金の返済計画を練る
- 収入を増やす方法を考える
- 支出を減らす
借金を返済するにあたって注意すべきなのは、あくまで恋人の借金を返済するということです。
自分が返済する気持ちになって深入りしてしまうと、自分の身を滅ぼすことにもつながりかねません。
恋人の借金を返済する際には、第3者として客観的に支えてあげることを意識しましょう。
恋人と借金の返済計画を練る
恋人が抱えている借金が返済できる範囲内であれば、まずは返済計画を立てます。
返済計画を立てるにあたって一番重要なのが「支出と収入の見直し」です。
収入を増やし、節約してできるだけ支出を抑えることで、借金の返済に充てるお金を作れます。
早期での完済を目指すためにも、返済計画を立てていくことは重要なポイントのひとつなのです。
収入を増やす方法を考える
返済する方法として一番手っ取り早いのが「収入を増やす」ことです。
収入を増やす方法としては
- 勤務時間を増やす
- アルバイトをする
- 副業をする
- 転職する
などの方法があります。
勤務時間を増やすことは、自分の健康を害する可能性があるのも事実です。
そのため、自分の健康を第一に、状況をかんがみて収入アップの方法を探しましょう。
クラウドソーシングなら自宅でお金を稼げる
インターネットが普及した今、おすすめのお金を稼ぐ方法はクラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは、不特定多数の人を雇って必要とする業務を取得するプロセスのことで、インターネットがあれば利用することができます。
自分の得意な分野を受注すれば良いため、自信のある人はぜひ利用することをおすすめします。
人によっては本業より稼げる人もいるため、借金返済に一役買ってくれる方法なのです。
支出を減らす
恋人の借金を返済していくうえで、支出を減らすことも重要です。
家計簿をつけると、お金の流れが目に見えてわかるようになります。
つまり、どの支出を減らすべきなのかという見当がつきやすいのです。
また、恋人同士であれば同棲することもひとつの方法になります。
同棲することで、毎月の固定費である家賃や諸経費を削減できるためです。
支出を減らす方法はいくらでも見つかるため、まずは家計簿をつけるところから始めましょう。
恋人がどうしても借金を返済できないときに取るべき5つの手段
ここからは、恋人がどうしても借金を返済できないときに取るべき5つの手段を解説していきます。
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
- 特定調停
- おまとめローンを利用する
どうしても恋人の借金を返済できない場合、裁判所や専門家のサポートが必要となります。
借金の総額や、避けたいことなどによって取るべき方法は変わってくるため、恋人の状況に合った方法を提案しましょう。
任意整理は借金の減額が見込める
借金の総額が多くない人におすすめしたい方法が「任意整理」です。
任意整理では、今までに支払いすぎている利息がある場合に、過払い金を差し引いた借金の残額を算出します。
また、利息を多く払いすぎていたという理由を武器に、今後の利息免除を借入先に求められるのです。
任意整理の交渉が借入先と恋人との間で成立すれば、減額された借金を分割で支払います。
完全に借金がなくなるわけではないものの、借金返済に終わりが見えてくるということで、おすすめの方法です。
自己破産をすれば借金から完全に開放される
自己破産とは、裁判所からの命令で借金を帳消しにできる制度です。
借金をすべてなくすことができ、ゼロからのスタートを切れる方法として知られています。
一見夢のような制度にも思えますが、自己破産をするためには弁護士費用と裁判所に納めるお金が必要です。
自己破産をするためには25万円ほど必要というのが金額の相場となっています。
そのため、ただでさえ金銭的に苦しいときに加えて25万円を支払えないという人は、自己破産をすることができないのです。
個人再生は安定した収入がある人におすすめ
安定した収入がある人には「個人再生」をおすすめします。
個人再生とは、裁判所を通じて債務を減額してもらう手続きのことです。
自己破産とは違い、定められた条件を満たしていれば、住宅などの財産を失わずに手続きを進めることができます。
債務者である恋人が裁判所に申し立て、大幅に減額された債務を5年以内の分割で支払うと、残りの債務は免除してもらえるのです。
個人再生をする際には、安定した収入があることが必須となります。
そのため、個人再生は安定した収入がある人にのみおすすめなのです。
特定調停は裁判所が間に入る
特定調停とは、簡易裁判所が借入先と債務者である恋人の間に立ち、話し合いを仲裁する債務整理の方法です。
返済額を軽くするなどの条件で合意が成立するように促してくれるため、債務者である恋人からすると心強い方法となります。
債務者が借金を整理し、生活を立て直せるように支援する制度であるため、借金の返済で首が回らなくなってしまった人におすすめです。
しかし、特定調停に良い顔をしない債権者もいます。
そのため、場合によっては特定調停をしている期間に発生した遅延損害金を請求されることもあるのです。
特定調停は恋人が自分で借金を払えなくなった時の最終手段であるといえるでしょう。
おまとめローンを利用して借金を一本化する
恋人が複数の貸金業者から借金をしている場合、「おまとめローン」の利用をおすすめします。
おまとめローンとは、複数社からの借り入れを一社にまとめることで、利息や返済日の負担を減らすという金融商品です。
特に返済日が散らばっている場合は、一社にまとめることで1日に抑えることができます。
そのため、毎月の返済計画が立てやすいのに加え、返済するにあたってかかる負担が減るのです。
他の債務整理の方法と違って大掛かりではないため、まずはおまとめローンの審査を受けてみることをおすすめします。
⇒カードローンをまとめたい人におすすめの「おまとめローン」について解説!
恋人の借金を抱えたまま結婚すると起きる4つのこと
ここからは、恋人が借金を抱えたまま結婚すると起こりうる4つのことを解説していきます。
- 節約の努力が必要になる
- 子作りの時期を考え直さなくてはならない
- 新規で借金ができない
恋人が借金を持ったまま結婚するということは、一般的な家庭としての幸せを手放すことにもつながりかねません。
せっかくつかんだ幸せを無駄にしないためにも、結婚前の借金完済を目指すようにしましょう。
節約する努力が必要になる
恋人が借金をしたまま結婚してしまうと、新婚生活に使いたいお金を節約しなくてはなりません。
結婚をする前と後では、かかる必要が天と地ほど違います。
給料はそのままで支出が増えてしまうため、結果としてさらなる節約を余儀なくされるのです。
給料を借金返済に充てることになるため、食費や交友費を節約しなくてはならず、交友関係にも影響する可能性があります。
子作りの時期を考え直さなくてはならない
恋人が借金を抱えたまま結婚すると、子作りの時期を考え直さなくてはなりません。
子どもを作ると、養育費や教育費など、今まで以上のお金がかかることになります。
借金を返済しながら子供を作ると、新たに借金をしなくてはいけないほど金銭的に厳しくなる可能性があるのです。
そのため、恋人が借金を抱えたまま結婚した場合、子どもを作る時期を考え直す必要が出てきます。
今以上の借金はできなくなる
恋人が借金を抱えたまま結婚すると、新たに借金をすることができなくなります。
普段使いのお金を借りることはもちろん、家を借りるための住宅ローンや、自動車ローンを組むこともできなくなるのです。
結婚すると、家や車は必要になります。
しかし借金を完済しないまま結婚をしてしまうと、新たに借金をすることが難しくなってしまうのです。
そのため、結婚生活に必要なものが手に入らない可能性も出てきます。
恋人の借金が発覚しても深入りは厳禁
恋人に借金があると発覚すると、驚くと同時に将来を考え直す必要が出てきます。
仮に借金の返済を手伝うという選択をした場合も、深入りしてはいけません。
借金を抱えたのはあくまで恋人自身であり、返済の義務は恋人にあるのです。
そのため、勢い余って借金を立て替えてしまったり、連帯保証人になったりしないようにしましょう。
結婚するまではあくまで他人であるということを忘れずに、第3者の立場から恋人を支えてあげることが重要なのです。