楽天銀行カードローンは、ネット銀行の楽天銀行が提供するカードローン。
最大限度額は800万円、金利は年1.9%~14.5%、コンビニATMの利用手数料無料まで魅力のあるサービスを用意しています。
数ある銀行のカードローンの中でも楽天銀行は人気上昇中で、審査に申し込んでみるか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、このページでは楽天銀行カードローンの審査基準を中心に審査を受ける前に知っておくべきポイントを徹底的にまとめてみました。
これから楽天銀行カードローンの審査を受ける予定の人や興味を持っている人は、ぜひ最後までご覧になっていってくださいね。
※本ページにはPRが含まれます。
楽天銀行カードローンの審査基準は非公開
楽天銀行カードローンは、審査基準を公開していません。
まさしくブラックボックスの状態で、審査の詳細を外部の人が知ることは不可能。
審査担当者以外は、楽天銀行カードローンの本当の意味でのボーダーラインはわかりません。
ただ勘違いしないで欲しいことは、原則的にカードローン会社は審査基準を非公開にしています。
よく審査に落ちた人が審査に落ちた理由を尋ねても教えてくれないと苦言を呈することがありますが、審査基準を非公開にしているがゆえに回答しないのでしょう。
ただし、楽天銀行カードローンの審査基準が非公開だからといって予想ができないわけではありません。
実際に楽天銀行カードローンの審査を受けて可否になった人の情報からおおよそのボーダーラインを予想することができます。
ここでは楽天銀行カードローンの審査基準を徹底的に予想していきます。
まずは申し込み条件をチェック
楽天銀行カードローンは、最低限の申し込み条件を提示しています。
申し込み条件をクリアしていなければ審査は絶対に通らないので、どこのカードローンの審査を受ける場合でも事前に確認しておくことが必須の項目です。
具体的に、楽天銀行カードローンの申し込み条件は以下のとおり。
- 満年齢20歳以上62歳以下の方
- 日本国内在住者(永住権、特別永住権所有者)
- 毎月安定した定期収入を得ている、または専業主婦の方
- 楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けられる方
- ※パート・アルバイト・専業主婦は60歳以下の方
以上が楽天銀行カードローンの申し込み条件です。
正直のところ厳しい申し込み条件では決してありません。
厳しいカードローン会社では、正社員不可や年収○○円以下は不可と明記している場合もあり、楽天銀行カードローンに比べて最初から対象者を狭くしています。
上記の申し込み条件を踏まえたうえで、もう少し詳しく解説していきましょう。
学生でも利用できる?
楽天銀行カードローンは、学生でも利用可能です。
満20歳以上で毎月安定した収入を得ていれば、審査に通る可能性は充分あります。
安定した収入とは、決して正社員と限定していません。アルバイトやパートをしている学生の方で毎月安定した収入を得ていれば大丈夫です。
一方、収入を得ていない学生は利用不可ですが、例外を考えることはできます
たとえば、実家から数十万円の仕送りがあったり、資産の一部を譲り受けていたりすればアルバイトやパートの学生よりも資金は多いかもしれません。
しかし、それらは残念ながら収入に該当しないため楽天銀行カードローンの審査を受けるうえでは有利にならないんです。
あくまで毎月安定した収入を得ていることが最も大事だと認識しておきましょう。
また、学生は限度額が低めに設定される傾向があります。
かならずしも絶対ではありませんが、数十万円程度と考えておいたほうが無難です。
とはいえ楽天銀行カードローンは学生に対して融資を行っていないわけではないので、審査に申し込むことを躊躇する理由はまったくないでしょう。
専業主婦でも利用できる?
楽天銀行カードローンは、専業主婦でも利用可能。
しかも自身や配偶者の収入証明書類や配偶者貸付制度のように配偶者の同意書の提出も一切不要で、専業主婦にとっては利用しやすいカードローンと言えるでしょう。
ただし、限度額は低めに設定されがち、で数万円から数十万円の限度額になることが大半。
なんらかの事情でまとまったお金を借りたい場合は、パートタイマー等で収入を得たほうが手っ取り早いのではないでしょうか。
専業主婦を対象に貸付しているカードローンは少なく、とりあえずお金を借りたい場合は楽天銀行カードローンを検討する理由は充分あるはずです。
楽天銀行カードローンの保証会社は?
楽天銀行カードローンは、2社の保証会社があります。
- 楽天カード株式会社
- 株式会社セディナ
元々、楽天銀行カードローンの保証会社は株式会社セディナでしたが、現在は楽天カード株式会社がメインの保証会社になりました。
楽天銀行カードローンは独自の審査システムとして楽天会員の審査優遇制度があり、この部分はすべて楽天カード株式会社が担っています。
審査のメインは楽天カード株式会社ですが、落ちた場合は基本的に株式会社セディナが審査を行っていると考えて問題ありません。
どちらの保証会社も信用情報機関のCICとJICCに加入していて、過去のローン利用で問題を起こした場合は審査通過が厳しくなるでしょう。
楽天銀行カードローンの審査に落ちてしまう原因
楽天銀行カードローンの審査基準は非公開ですが、審査に落ちてしまう人は共通して以下のような問題を抱えていることがわかりました。
- 申し込み条件を満たしていない
- 安定した収入があると認められない
- 勤続年数が半年未満
- 他社借入件数が多すぎる
- 信用情報に傷がついている
- 在籍確認が取れない
- 半年以内に複数社へ申し込んでいる
上記に挙げたものは、楽天銀行カードローンの審査に落ちる原因です。
問題が少なければ少ないほど審査に通る可能性があり、逆に問題が多ければ多いほど審査に落ちてしまう可能性を高めてしまいます。
楽天銀行カードローンは審査に落ちた原因を教えてくれないので、もしも審査に落ちた場合はいずれかに該当していないか考え、次の審査に生かすようにしましょう。
申し込み条件を満たしていない
楽天銀行カードローンは、申し込み条件を提示しています。
申し込み条件はある意味で審査通過における最低限の条件。申し込み条件を満たしていないかぎりは審査落ちが決定しているので、審査に申し込むだけ時間の無駄です。
念のため、楽天銀行カードローンの申し込み条件をもう一度確認しておきましょう。
- 満年齢20歳以上62歳以下の方
- 日本国内在住者(永住権、特別永住権所有者)
- 毎月安定した定期収入を得ている、または専業主婦の方
- 楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けられる方
上記の申し込み条件のうちひとつでも欠ける場合は審査に通りません。
仮に楽天銀行カードローンの申し込み条件をクリアできない場合は、他社カードローンの申し込み条件はクリアしている可能性もありますので、他社を検討するべきでしょう。
この申し込み条件は楽天銀行カードローンの審査を受けるうえで重要なポイントですから、審査に申し込む前にはかならず確認しておいてください。
安定した収入があると認められない
楽天銀行カードローンの審査に通るためには、安定した収入を得ている必要があります。
しかし、楽天銀行カードローンの安定した収入とは決して高収入を意味しているわけではなく、パートやアルバイトでも審査に通ることは珍しくありません。
事実、パートやアルバイトでも審査を受けられる旨が公式サイトに記載されていて、貸付対象者を高収入者に限定していないことは理解できます。
つまり、安定した収入を得ていれば審査に通る可能性はあるわけですね。
ただし、安定した収入のうえ「毎月」と記載しているので、とある月は収入を得ていてもとある月は収入がないといったケースは該当しないでしょう。
また、給与明細書のように収入を示す書類があれば問題ありませんが、手伝いのような形でお金をもらっている場合は安定した収入に該当しません。
審査に通るという意味では、収入が多い少ないよりも、毎月安定して収入を得ていることが大事です。
グレーゾーンの収入源
正社員だけでなくパートやアルバイトでも公表できる収入を得ていれば安定した収入として申告できますが、グレーゾーンの収入源がある場合は厳しくなります。
公表できる収入は収入として認められますが、書類が提出できないような収入源がある場合は、その収入を年収として記載することは難しいかもしれません。
あくまで一般的に堂々と収入として申告できるものでなければ、審査に通ることは厳しいと覚えておきましょう。
勤続年数が半年未満
勤続年数は長ければ長いほど審査で有利になります。
同じ会社で長期間働いていれば、今後も退職する可能性は低いと考えられ、返済能力が保てると考えられるためです。
短期間で転職を繰り返している場合は、現在申告している収入を継続できない可能性が高く、審査においてデメリットになるでしょう。
特に勤続年数が半年未満の人は評価が低くなる傾向で、もう少し勤めてから審査を受けるほうが評価を得られます。
他社借入件数が多すぎる
楽天銀行カードローンの審査を受ける段階で、すでに他社のカードローンを利用している場合は借入件数が多くないか注意しなければなりません。
複数社で借入していると収入に対してそれだけ返済負担が大きくなることを意味します。
返済負担が大きいとカンタンに言えば「貸付しても返済できるのだろうか」と疑問を持たれてしまい審査においてデメリットにしかなりません。
もしも他社の借入を返済できる目途があれば審査に申し込む前に返済するべきですし、審査に通ったものの利用していないカードローンがある場合は解約するほうが無難です。
少しでも返済負担は少ないことをアピールするほうが審査に通りやすくなるでしょう。
借入額が年収の1/3を超えると危険
消費者金融は貸金業法の総量規制の問題で年収の1/3以上の融資を禁止されています。
楽天銀行カードローンのような銀行カードローンは貸金業法に該当しませんが、近年は過剰貸付問題などで必要以上の融資は厳しくなりました。
最近は銀行のカードローンでも年収の1/3以上の融資は避けるため、借入額が年収の1/3を超える場合は審査に通ることが厳しくなるでしょう。
借入件数・借入額ともに少ないほうが審査で評価を得られると覚えておくことが大事です。
信用情報に傷がついている
楽天銀行カードローンは、信用情報機関に審査申込者の個人情報を開示請求します。
保証会社の楽天カード株式会社・セディナ株式会社ともに信用情報機関のCICとJICCに加入しているので、世の中の大半のローン情報は確認しています。
その信用情報は審査可否の決め手と言っても過言ではなく、傷がついていると非常に高い確率で審査に落ちてしまいます。
普通にローンを利用するかぎりは傷がつくことはありませんが、問題を起こすと記録されている可能性があります。たとえば、返済に遅れたり、債務整理をしたり、そういった過去があると信用情報に傷がついているかもしれません。
信用情報は本人でも開示請求できるので、気になる人は審査に申し込む前に開示請求してみてはいかがでしょうか。
事故情報が記録される原因
信用情報機関は、適当に情報を記録しているわけではありません。
一定の仕組みによって事故情報は記録され、以下の4種類があります。
- 延滞・滞納
- 強制解約
- 代位弁済
- 債務整理
強制解約、代位弁済、債務整理は自身でも把握できますが、延滞や滞納は一日でも該当すれば事故情報として記録されてしまうのでしょうか。
たった一日で記録されてしまうのであれば、残高不足の口座振替不能といった些細なミスでも大事になってしまいます。
以下の項目で、延滞・滞納によって信用情報機関に事故情報として記録される具体的な期間を紹介しておきましょう。
過去に返済の延滞や滞納したことがある
過去にローンを利用していて、返済に間に合わず延滞や滞納した場合は、信用情報機関に事故情報として記録されている可能性があります。
実は、絶対に記録されているわけではありません。
具体的に延滞・滞納は61日以上続くと記録する仕組みですが、場合によっては90日まで猶予されることもあり、利用しているローン会社によって異なります。
ただ、頻繁に返済の延滞や滞納を繰り返していても記録されてしまうケースもあり、常に返済遅延でも大丈夫というわけではありません。
約定返済日には間違いなく返済できるように意識しておきましょう。
在籍確認が取れない
楽天銀行カードローンは、審査申込者の勤務先に在籍確認を行います。
在籍確認に失敗すると登録した勤務先に勤めていないと判断され、仕事をしていなければ安定した収入を得ていないので結果的に審査に落ちてしまいます。
在籍確認を失敗するケースでは、「会社に電話が繋がらない」や「電話に出た従業員が在籍していないと回答した」といったものがあります。
大きな会社では審査申込者について知らない従業員で電話に出ることもあり、事前に電話を行う時間帯について相談したり考えたりすることで回避できるでしょう。
原則的に在籍確認を成功しないかぎりは契約に結びつかないので、失敗しないように注意してください。
半年以内に複数社へ申し込んでいる
半年以内に複数社にローンの申し込みはするべきではありません。
ローンの申し込み情報は信用情報機関に登録され、短期間に複数の会社の審査に申し込みしているとデメリットです。
というのも金融機関によっては「短期間に契約して借りるだけ借りて踏み倒すつもりではないだろうか」と思われてしまう原因になります。
前回のローン会社の審査の可否に関わらず、基本的に半年以内は複数社の審査に申し込まないように注意しておきましょう。
楽天銀行カードローンの審査は決して甘くない
楽天銀行カードローンの審査は甘いというわけではありません。
口コミなどで「楽天は甘い」といった内容を見るかもしれませんが、審査に申し込む人の属性によって可否は変わるため、あてにならないでしょう。
審査基準は非公表ですし、なんらかの対策をすれば通過するわけでもなく、審査は甘くないと考えるほうが無難です。
ただ、パート・アルバイトあるいは専業主婦でも貸付対象で、申し込み条件から除外しているカードローンに比べれば幅広い人を対象にしているのは事実。そういった意味では必要以上に難易度を高く設定しているわけではありません。
毎月安定した収入を得ている人や専業主婦の人は、楽天銀行カードローンの審査を受けてみる価値は充分あるのではないでしょうか。