「お金を借りたいけど、どこで借りるのが一番お得なんだろう」
「明日にはお金が必要、こんなすぐにお金を貸してくれるのだろうか」
お金を借りる際には少しでもお得なところで借りたいですし、すぐにでも必要という場面があるのではないでしょうか。
しかし、よくよくカードローンについて調べてみると、消費者金融と銀行カードローンがあることに気づきます。
ここで一つの疑問が、消費者金融と銀行ではどのように違うのだろうか?
お金を借り入れる際には、自分に合った会社を利用しなければ、後々後悔することも少なくありません。
そこで今回は、消費者金融と銀行カードローンではどのように違うのかを紹介します。
先に大きな違いを紹介しておくと、消費者金融は即日融資可能で借りやすく、銀行カードローンは金利が低いという特徴をもっています。
これからローンを利用しようと考える人は、ぜひ参考にしてみてください。
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消費者金融と銀行カードローンの違いを徹底解説
銀行カードローンと聞くと、銀行で借りることができるローンと想像することができますが、消費者金融と聞いてもピンとこない人もいるかもしれません。
消費者金融は、アコムやアイフル、プロミスなどのお金を貸すことに特化をしている賃金業者となります。
最近ではYouTubeのCMで見かけたり、街中でも看板などを見る機会があるのではないでしょうか。
では、銀行カードローンと消費者金融でどのような違いがあるのでしょうか。
大きく分けると、
- 法律
- 金利
- 審査の流れ
- 融資の早さ
- 信用情報機関
で違いあります。
では、それぞれについて詳しく解説していきます。
賃金業法と銀行法で違う法律が適応されている
銀行カードローンは銀行が提供する金融商品となるため、銀行法が適応されます。
消費者金融は賃金業者となるため、銀行法ではなく賃金業法が適応されます。
実は、この法律の適応によって大きな違いが消費者金融と銀行カードローンで生まれているのです。
それは、賃金業法にある総量規制です。
総量規制とは、年収の1/3を超える借り入れを行うことができない法律で、例えば年収300万円の人は総額100万円までしか借り入れることができません。
そのため消費者金融だと総量規制があるため年収300万円の人は100万円までしか借り入れることができず、銀行カードローンだと総量規制が無いため年収の1/3という規制を受けないのです。
現在では銀行も自主的に総量規制を導入している
以前は総量規制の有無で銀行カードローンの方が、上限を規制されること無く借り入れられるということで、多くの人が利用しました。
その結果、消費者金融の利用者が減り、倒産する会社が増え、銀行カードローンには上限が無いということで返済に苦しむ人が増えてしまった過去があります。
そこで、消費者金融と銀行カードローンのバランスを図るためや多重債務者を減らすために、銀行は自主的に総量規制を導入した結果、現在では銀行カードローンでも消費者金融でも年収の1/3を超える借り入れを行うことはできません。
金利の違いについては消費者金融が高めに設定されている
ローンを利用する際に、一番気になるのは金利ではないでしょうか。
なるべく金利が低い会社を利用したいですし、金利の差は借り入れ期間が長くなればなるほど大きく影響してきます。
そこで、消費者金融と銀行カードローンの金利を比較すると、消費者金融の金利が高く、銀行カードローンの金利が低く設定されているのです。
ここで実際に消費者金融と銀行カードローンの金利を紹介すると、
アコム | 上限金利18.0% |
---|---|
楽天銀行カードローン | 上限金利14.5% |
銀行カードローンの方が上限金利が低いのです。
そのため、ローンの利用期間や返済期間が長期化しそうな場合には銀行カードローンを利用した方がお得になります。
ちなみに、1ヵ月の短期間であれば消費者金融では金利0円サービスを行っているので、消費者金融の方がお得になります。
審査の流れの違いについて
消費者金融や銀行カードローンを利用する際に、必ず行われるのが審査です。
審査を行うことで、申込者の返済能力や現在の収入などの状況を調べて、融資を行うか判断することができます。
基本的に審査の流れとしては以下の通りです。
消費者金融の場合:申し込み→審査→契約→融資
銀行カードローンの場合:申し込み→審査(銀行と保証会社)→警察庁のデータベース照会→契約→融資
銀行カードローンの場合は、保証会社にも審査を行ってもらったり、反社会勢力とのつながりを調べるために警察庁のデータベース照会を行う必要があるため、審査の流れにいくつかの工程が加わっているのです。
その結果、後程紹介しますが消費者金融の審査は早く終わる傾向があり、銀行カードローンの審査では時間がかかってしまうのです。
銀行カードローンは2018年以降審査が厳しくなっている
ちなみに、銀行カードローンが自主的に総量規制を導入したのと同時期である2018年から審査が厳しくなり始めました。
警察庁のデータベース照会を行ったり、銀行カードローンでは即日融資を辞めたりと、きちんと審査を行うようになったのです。
そのため、審査の厳しさで言えば銀行カードローンの方が厳しく、消費者金融の方が厳しくない審査となっています。
ただ、間違えてはいけないのは消費者金融の審査が緩いというわけではなく、あくまで銀行カードローンと比較をした際に厳しくないということなので、審査基準に満たない人は容赦なく審査に落ちてしまいます。
即日融資が受けられるのは消費者金融だけ
ローンには、申し込みをしたその日にお金を借り入れることができる即日融資があります。
即日融資は消費者金融だけが対応しており、銀行カードローンは対応していません。
先ほども紹介した通り、銀行カードローンは審査が厳しく、警察庁のデータベース照会に時間がかかるため少なくとも1日以上の時間が必要となります。
そのため、すぐにお金が必要という方は、消費者金融の方がおすすめです。
即日融資におすすめの消費者金融!早く低金利で借りられる消費者金融はコレ!
審査時に利用する信用情報機関が違う
ローンの審査では、申込者の過去の金融商品申し込み情報やローンの返済状況を確認するため、信用情報を取得する必要があります。
その際に、信用情報の取得先として消費者金融と銀行カードローンで別々の信用情報機関を利用しているのです。
- 消費者金融:JICC(株式会社日本信用情報機構)
- 銀行カードローン:全国銀行個人信用情報センター
信用情報機関が違うため、過去に片方のローンしか利用していないので情報が無いのではと思うかもしれませんが、基本的に信用情報機関は登録者の情報共有を行っているため、どの信用情報機関を利用したとしても情報が取得できるようになっているのです。
どちらのローンを使うのか迷った時には
消費者金融と銀行カードローンのどちらを利用するか迷うこともあるかもしれません。
どちらとも、それなりの数の会社が存在しており、その中から一つの会社を選ぶため簡単なことではありません。
そこでここからは、消費者金融と銀行カードローンのどちらを利用する方がおすすめなのかを、それぞれのパターンで紹介します。
ぜひ参考にしてください。
消費者金融がおすすめの人
消費者金融がおすすめの人は、
- すぐにお金が必要な人
- 短期間での利用の人
- 審査に自信が無い場合
となります。
消費者金融では即日融資に対応しているため、申し込みをしたその日に借り入れることができます。
さらに消費者金融では、始めの一ヵ月間は金利0円サービスなどを提供しているため、給料の前借りのような使い方であれば銀行カードローンよりもお得に利用することができます。
それと、収入が低かったり審査に通るか不安がある人は、審査が銀行カードローンよりも厳しくない消費者金融の方がおすすめです。
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銀行カードローンがおすすめの人
銀行カードローンにおすすめの人は、
- なるべくお得にお金を借りたい
- 大金が必要
- 返済が長期的になりそう
となります。
銀行カードローンのメリットは、金利が低めに設定されていることです。
そのため、お得に利用する場合や返済が長期的になりそうならば、銀行カードローンの方が最終的にはお得になります。
そして、消費者金融よりも銀行カードローンの方が借り入れ限度額が高めに設定されることが多いため、大金が必要な人は銀行カードローンの方がおすすめです。
ローンを初めて利用する人は消費者金融がおすすめ
もし、ローンを初めて利用する人であれば消費者金融の方がおすすめです。
消費者金融の方が審査に通りやすく、即日融資を受けられ、金利0円サービスなどを実施しているためお得に利用することができます。
そして各消費者金融では、専用スマホアプリを準備してカードレスで取引ができたり、申し込みや必要書類の提出もスマホで出来てしまいます。
そのため銀行カードローンを利用するよりも消費者金融の方が、申し込みやすく借りやすいという点から、初めてローンを利用する人は消費者金融を利用してみるのはいかがでしょうか。
ローンの違いを知り、自分に合った会社を利用しよう
以上が消費者金融と銀行カードローンの違いとなります。
お金を借りるという点ではどちらも同じですが、借りやすさや審査の早さで言えば消費者金融の方が有利となるでしょう。
しかし、借入金額の大きさや金利のお得度で言えば、銀行カードローンの方が有利となるでしょう。
そのため、自分の必要なお金や返済期間から、自分に合ったローンを利用するようにしてください。
大切なのは、きちんと返済計画を立て、無理のない範囲で返済していくことです。
無理に食費や生活費を削って生活をしても意味がありません。
心や身体が貧しくなってしまえば、お金を借りたことでさらに貧しい方向に進んでいくことがあります。
そのため、ローンを利用する前にはきちんと返済計画を立てて、決めた期間内に返済するようにしましょう。