2019年10月から消費税が上がり、これまで8%だったものが10%へと変更になりました。
税金が上がれば支出が増えるのも同然で、家計にはそれなりのダメージがあります。
消費税が上がっているのであれば、給料などの収入も上がっているのが前提なはずなのですが、多くの家庭で収入が上がっているわけではなく、横ばいか少しずつの減少がみられています。
そんな中で、家計は多くの主婦(主夫)が守ってきているのが現状です。
時にはお金が足りなくなることも、消費税が上がれば当然ありますよね。
そこで困っている主婦にもお金を貸し出してくれるのが銀行カードローンです。
収入が増えない以上は、どこからかお金を借りてやりくりするしか、景気が上がらない時代にはやってられません。
しかし、銀行カードローンでも主婦への貸し出しが減ってきているのが現状です。
今回は、そんな専業主婦でも借りることができるカードローンについて紹介していきます。
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目次
専業主婦向けの銀行カードローンは年々減っている
どんな時でも借り入れることができる銀行カードローンですが、専業主婦向けのサービスが年々減っていることはご存知でしょうか?
もともと銀行カードローンは消費者金融と比べると審査に緩く、専業主婦の方でも借り入れることができるのが特徴でした。
しかし、そんな銀行カードローンでも審査が厳格化され、専業主婦への貸し出しを取りやめている銀行が増えているのが現状なのです。
2018年から銀行カードローンの審査が厳格化されている
2018年より、銀行カードローンの審査は厳格化されるようになりました。
原因は、消費者金融は総量規制の対象であるのに、銀行カードローンは対象ではないためです。
総量規制とは、年収の1/3を超える貸し出しを行ってはいけない規則で、消費者金融はそもそも収入がない専業主婦には貸し出せないのです。
そして、消費者金融は総量規制の対象であるのに、銀行カードローンは規制の対象ではないということで、銀行カードローン利用者増え両社の利用者バランスが崩れたのです。
そこで、このままでは銀行カードローンの利用者が増える一方なのを危惧して、銀行は自主的に総量規制を導入した結果、2018年より銀行カードローンの審査が厳格化されました。
その結果、これまで収入が無くても銀行カードローンを利用できていた専業主婦は、2018年より利用できる銀行カードローンが減っていったのです。
メガバンク銀行カードローンは専業主婦の貸付は厳しい
2018年からの銀行による自主規制の影響で、メガバンク銀行カードローンについてはほぼ借り入れることができないのが現状です。
多くのメガバンク銀行カードローンで、安定した収入がある人が申し込み条件となっており、パートやアルバイトをしていない専業主婦の方では申し込むことができないのです。
そのため、専業主婦の方が銀行カードローンを利用しようと思うと、メガバンク銀行は避け自主規制をしていない銀行カードローンを利用する必要があるのです。
専業主婦でも審査に通る銀行カードローン
実際に、専業主婦への銀行カードローンの取り扱いを辞めた銀行もありますが、まだ申し込める銀行カードローンはあります。
そこでここからは、専業主婦でも審査に通る銀行カードローンを紹介していきます。
楽天銀行カードローン
インターネット通販や野球で有名な楽天グループが展開する楽天銀行スーパーローンは、専業主婦でも審査に通過することができる銀行カードローンです。
楽天銀行スーパーローンでは、申し込みいただける方の条件が以下の通りになっています。
- 満年齢20歳以上62歳以下の方
- 日本国内に居住している方
- お勤めの方で毎月安定した収入のある方、または専業主婦の方
- 楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けることができる方
この通りに申し込むことができる条件の中に、専業主婦の方ときちんと記載してあるので、楽天銀行スーパーローンでは心配することなく申し込むことができるのです。
しかし、専業主婦の方の場合には利用限度額に制限があり、50万円までとなっているのには注意が必要です。
楽天銀行スーパーローンであれば、もともと楽天銀行を利用している人や、楽天カードなどで効率よくポイントを集めている方には、非常におすすめできる銀行カードローンとなっているのです。
楽天銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
ソニー銀行カードローン
ソニー銀行のカードローンでも、専業主婦の方は申し込むことができます。
ソニー銀行のカードローンは、スマートフォーンからも申し込み可能で、パソコンが使えない人でも申し込むことができます。
さらに、借入金額により返済金額が決められるので、10万円以下の借入金額であれば月々2,000円の返済で済ませることができるのです。
そのため、毎月の返済を無理なく行うことができ、一時的に借り入れることで家計を助けることができるので、非常に効率よく利用できるのがソニー銀行のカードローンとなっているのです。
セブン銀行カードローン
セブン銀行カードローンでも、専業主婦の方は審査に通過することができます。
申し込み条件は以下の通りで、
- セブン銀行口座をお持ちのお客さま(個人)
- ご契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満のお客さま
- 一定の審査基準を満たし当社指定の保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられるお客さま
- 外国籍の方は永住者であること
専業主婦の方は申し込めないとは書いていないため、申し込み審査に通過することは十分可能です。
他にも、セブン銀行だからこそ、近くのセブンイレブンに設置してあるセブン銀行ATMが利用できるので、いちいち銀行などに出向く必要が無く、便利に利用することができるのです。
もちろん365日24時間取引可能となっているので、好きな時に使うことができます。
セブン銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
専業主婦なら地元の銀行カードローンへ相談するのもおすすめ
ここまで紹介してきた、セブン銀行や楽天銀行のカードローンは、ネット銀行系のカードローンとなります。
誰でも利用することができるという便利さがネット銀行にはあるのです。
しかし、専業主婦という立場を利用するのであれば、やはり地元の銀行カードローンに相談するのが一番効率的で早いかもしれません。
特に地元の銀行であれば、預金で利用している場合だと審査で有利になることもあったり、カードローン担当者に直接相談しながら申し込むことも可能なので、実情に合った計画を立てて借り入れることができるでしょう。
専業主婦は消費者金融カードローンは基本利用できない
専業主婦の方に一点注意してもらいたいのが、消費者金融系のカードローンは基本的に利用できません。
金利的に有利である大手消費者金融はまず利用できませんし、中小消費者金融の場合も専業主婦の場合は申し込みできないところも多いのです。
消費者金融で専業主婦の方が申し込めないのは、先ほども少し紹介した通りに総量規制があるためです。
貸金業法で定める総量規制とは?
総量規制とは、賃金業法で定められている借入金額の総額は年収の1/3までという法律で、付随して収入が無い人も借り入れることができない規則となっているのです。
そのため、収入が0である専業主婦の方の場合は、融資以前に申し込むことが総量規制のせいで出来ないのです。
そして、銀行カードローンについては直接的に総量規制の対象であるわけではないのですが、自主的に総量規制を敷いているのが現状です。
ベルーナノーティスなら専業主婦でも配偶者貸付OK
実は、すべての消費者金融で専業主婦の方が利用できないことはなく、ベルーナノーティスでは配偶者に収入があれば利用することができるのです。
ベルーナノーティスでは専業主婦の方でも申し込むことができますが、以下の借入上限が設けてあります。
申込者と配偶者の年収1/3から借入残高を引いたものが借入上限額となります。
例えば、一家の年収が600万円の場合、100万円程借入残高がある場合には、借入上限額は600万円の1/3である200万円から、100万円を引いた100万円までで設定することができます。
それと、手続きの際には
- 婚姻関係の証明書(住民票)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 同意書(ベルーナノーティス作成)
が必要となります。
基本的に、銀行カードローンよりも消費者金融の方が審査については緩い傾向があるので、銀行で借り入れることができなかった専業主婦の方は、ベルーナノーティスの利用を検討してみることをおすすめします。
ベルーナノーティスのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
専業主婦が銀行カードローンへ申し込むと夫へ電話はいく?
専業主婦の方の中には、夫に銀行カードローンを利用していることをバレたくない人もいるはずです。
そこで心配になるのが、旦那へ銀行から電話がいく心配です。
銀行カードローンの審査では、在籍確認と呼ばれる勤務先に電話をかけて、実際に働いているのかの確認が行われるのですが、この際に夫へ電話が行くことはありません。
その代わりに、専業主婦の方の場合は自宅の固定電話か携帯電話に連絡が行きます。
そのため、偶然固定電話に銀行から電話がかかってきたときに夫が出ない限り、夫に電話が行くことはないので、安心してください。
審査に通らないならアルバイト・パートを始めるとOK
以上が専業主婦でも審査に通過することができる、銀行カードローンの紹介となります。
まだ銀行カードローンでも、専業主婦の方に借り入れを行っている銀行はありますが、今後消費者金融のように借り入れを辞める銀行も増えてくる可能性は十分あります。
そのため、もし今回申し込んで審査に通らなかった場合には、パートやアルバイトを始めれば審査に通過できますし、今後いつ銀行カードローンが専業主婦の利用禁止を設定するかわからないので、心配な方は始めて見るのもよいのではないでしょうか。
ちなみに、パートやアルバイトをしている主婦の方であれば、銀行カードローンだけではなく消費者金融でも借り入れることができるので、選択肢はかなり広げることができるでしょう。