プロミスの審査は年金受給者でも一定の条件をクリアすれば通ります。
しかし、年金受給者となると審査条件も通常と変わり、これまでなら審査に通っていた人でも落ちてしまう可能性があります。
65歳を過ぎて年金受給者となると、これまでの収入に対して手取りの金額が減ることがほとんど。しかし一方で、親戚との付き合いや孫へのお祝いなど、急な出費は絶えないものです。
お金の出費が予想以上に増えてしまった場合や、急なお金が必要なとき、プロミスでお金を借りることができると助かりますよね。
では、年金受給者がプロミスの審査に通るためにはどのような条件が必要なのでしょうか。
詳しく解説していきます。
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プロミスは年金以外に収入源があれば審査に通る
プロミスでは年金受給者の審査に条件があります。それは受給している年金収入とは別で収入源があることです。
この収入は正規雇用でなくとも、アルバイトやパートでもOKです。毎月一定の収入があれば問題なく審査の対象になります。
しかし、収入といっても労働して得ることのできる給与や、家賃収入などで得る不労所得があります。
ここでは収入の違いで条件がどう変わるのか、プロミスの申込条件と照らし合わせながら解説していきます。
収入源が年金のみだと審査には通らない
収入が年金のみだとプロミスの審査対象外となります。つまり融資がされません。
その理由は年金収入自体が収入とみなされず、仕事もしていないため無職という扱いになるからです。
プロミスを始めとする消費者金融は職業についている人を対象にしたサービスなので、無職である場合はサービスの対象外になります。
そのため、年金収入のみだと審査対象外ですが、アルバイトやパートであっても職業についている場合は審査の対象です。
他のサイトでは「年金収入のみでも融資が受けられる」と記載しているサイトもあれば「年金収入のみでは審査に通らない」というサイトもあります。
念のためプロミスへ確認したところ、「年金収入のみの方は審査対象外のため、そもそも申込みができず融資が受けられない」という回答でした。(2019年8月現在)
給与以外の収入がある人は要相談
正規雇用で働いている人や、アルバイトやパートで働く人の所得は給与所得というものになります。
しかし、給与以外の収入として家賃収入や株の配当などを不労所得といいます。この不労所得での収入がある場合には、プロミスへ一度相談してみましょう。
給与以外の収入の場合、収入とみなすかどうかは各金融機関の判断になります。安定的な収入としてみなされれば、融資がおりる可能性もあります。
プロミスの申し込み条件
年金受給者がプロミスで審査を受けるにはなにかと条件が付いてくることがわかりました。
では、そもそも年金受給者はプロミスの申込条件のなかに当てはまっているのでしょうか。
改めてプロミスの申込条件を確認してみましょう。プロミスの公式サイトでは次のように記載があります。
- お申込みいただける方の条件は、年齢18歳以上74歳以下のご本人に安定した収入のある方
- 主婦や学生でもパート・アルバイトなど安定した収入のある方はご審査のうえご利用が可能
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
ポイントは18歳以上74歳以下という年齢と、パート・アルバイトなどの安定した収入があるかどうかです。
年齢は74歳までであれば利用可能条件に当てはまります。そのため受給開始直後の65歳であれば対象内となりますね。
では、次の焦点となるのは「パート・アルバイトなどの安定した収入」に年金収入が入るのかどうかです。
プロミスに問い合わせたところ、残念ながら年金のみの収入の場合は「収入に当てはまらない」とのことでした。
プロミスでは年金の受給額に関わらず、現在何らかの職業についていて、その収入がいくらあるのかが重要になります。
職業についてなく年金収入の場合は無職とみなされてしまいます。そうなると審査に通過することはありません。
しかし年金収入とは別で仕事をしていて収入があるのであれば審査対象ですので、審査に通過すれば融資の利用が可能です。
75歳を超えると新規借入できなくなる
プロミスの申込み条件で注意したいのは、対象年齢が18歳以上74歳以下と、年齢に上限があることです。
年金受給者は65歳以上となりますので、上限となる74歳を超え75歳になるまでの約9年間は利用ができます。
しかし75歳を超えると申込みはおろか、追加の融資もサービス対象外のため受けることはできません。
これはどういうことかというと、例えばAさんが65歳の時点で審査を通過し借入ができる状態になったとします。
その後Aさんが誕生日を迎え75歳になった後で借入をしようとしても融資を受けることができないということです。
なぜなら新規で借入ができる年齢制限をオーバーしているからです。
高齢者になると病気やケガをするリスクも高く、死亡率もあがります。
そうなると返済ができないため回収不能ですよね。そのリスクを貸金業者側が避けるためにも、このような年齢制限が設けられています。
年金以外に収入があってもプロミスの審査に落ちる人の特徴
プロミスでは年金収入に加えて別の収入があれば審査対象となります。
しかしすべての人が審査に通るわけではなく、一定の審査基準をクリアする必要があります。
また、現役世代の人と比べ年金受給者はプロミスの審査に不利となります。
その理由としては
- 高齢者で病気やケガで死亡するリスクが高いから
- 健康状態に問題があるから
- 収入が少ないから
といった高齢者特有のものもあります。
ここでは年金以外に収入があってもプロミスの審査に落ちる例をいくつか紹介し、その特徴を詳しく解説していきます。
年金以外の収入額が少なすぎる
審査の対象となるのは年金収入ではなく、アルバイトやパートの年収が審査対象となります。
そのため、年金収入がいくらあってもその金額は収入としてカウントされないのです。
年収は高い方が審査で有利となりますので、アルバイトなどで得る収入が極端に少なければ審査でも当然不利になります。
プロミスの審査で重要なのは充分な返済能力があるかどうかです。
年金収入で生計を立て不足分をアルバイトで補っているような状況でも足りず、さらに融資が必要となるような困窮した状態だと、返済が滞ってしまう恐れがありますよね。
そのような場合も審査の通過は厳しく、通過したとしても融資金額は減額されるケースがほとんどです。
他社借り入れが多い
プロミス以外での借入が多い場合は、審査に落ちる傾向にあります。
これは、総量規制という法律で融資できる金額が年収の1/3までと決められているためです。
例えばアルバイトやパートで得る年収が120万円で他社からの借入がなければ、プロミスで融資できる金額は最大で40万円が限度です。
総量規制により融資できる金額は他社の借入金額も含めた状態でカウントされます。
年収120万円であれば融資限度額は40万円。ところが他社からの借入がすでに40万円あれば、すでに上限金額に達していることになりますよね。
これではプロミスで融資可能な枠がもう残っていない状態です。
そのため他社ですでに年収の1/3に達する借入があるのであれば、プロミスの審査に通過することはできません。
本人確認の電話等で正しく受け答えできない
高齢者になると中には受け答えが円滑にできなくなるなど、障害がでてくることもあります。
そこで意思疎通がとれないような状態だと、審査に落ちる可能性が非常に高いです。
プロミスの審査では申込後に必ず、本人確認のために登録の電話番号に電話がかかってきます。
これは年金受給者であってもそうでなくても、申込み後に必ずおこなわれます。
なぜ本人確認の連絡があるかというと、返済が遅れた場合に本人と連絡を電話で取る必要があるからです。
逆にいうと、滞った返済の催促以外でプロミスから連絡が入ることはほぼありません。
そのため家族などにもバレにくいという特徴もあるわけです。
しかし、申込んだ本人と意思疎通ができないようだと、万が一返済が滞ってしまった場合に回収不能となる危険性があります。
そのため、電話で正しい受け答えができない場合は、プロミスの審査に落ちる可能性が高いです。
信用情報に傷がついている
消費者金融に申込みをすると申込み情報が、利用があれば利用履歴がCICやJICCという信用情報機関に登録されます。
プロミスに申し込む高齢者や年金受給者に関わらず、信用情報機関に登録されている信用情報に傷がついている場合は審査に通ることはありません。
信用情報に傷がつくとは、プロミス以外での延滞や滞納、5年以内に債務整理をした履歴などが信用情報に残っていることです。
他社での借金の返済や、クレジットカードの未払い、携帯料金の支払いが滞っているといった場合に、その情報が信用情報に反映されます。
この状態で審査に通ることはありませんので、申し込み前に未払いや滞納がないか確認をしましょう。
また、破産や任意整理のような債務整理をした場合、その情報は約5年間信用情報に残ります。債務整理の履歴がある状態では審査に通ることはありません。
高齢者は今後収入が増えることはないので計画的に利用しよう
高齢者になり商売や投資を始めてうまくいけば収入はあがりますが、アルバイトやパートなどで収入をあげることはなかなか難しいですよね。
大半の人は収入が減ることはあっても上がらないのが現実ではないでしょうか。
収入が減ると返済能力も下がります。そのため年金受給者がプロミスで審査に通ることは現役世代に比べて不利になるのです。
今は元気だからまだまだ働けるという人であっても、返済途中で病気やケガになる可能性もあります。
そういった場合でも、無理なく返済ができる範囲で計画的に利用するようにしましょう。